2026-10-25
GitLab脆弱性 CVE-2026-110264(CVSS 10.0)|自前運用のGitLabを確かめて更新する手順
GitLabは2026年10月21日、Community Edition(CE)とEnterprise Edition(EE)の緊急パッチリリース19.5.1、19.4.3、19.3.6、19.2.9、19.1.9、19.0.10、18.11.13を公開した。最も深刻なCVE-2026-110264(CVSS 10.0)は、正規表現をコンパイルするときの整数オーバーフローにより、条件によっては認証していない利用者がGitLabサーバー上で任意のコードを実行できるおそれがあるというもので、7.0以降のほぼすべての版が対象。GitLab.comは修正済みで、自前で運用している環境(Self-Managed)は更新が必要。同じリリースではHighの脆弱性2件(CVSS 8.2と7.5)なども修正されたが、こちらの修正は19.3.6以降の3系統だけに入っている。原因はRubyの正規表現エンジン(Onigmo)にあり、Rubyは10月23日に4.0.9、3.4.12、3.3.13を公開した。攻撃者が操作できる文字列から正規表現を作るアプリが対象で、Regexp.timeoutでは防げない。公表時点で悪用の報告はなく、CISAのKEVにも入っていない(10月25日時点)。当サイトの結論:自前のGitLabは必須の経由版を確かめて今日更新し、最終的には19.3.6以降に上げる。Rubyのアプリは修正版のRubyに上げ、利用者の入力から正規表現を作らない。