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バーガーキング公式アプリの不正アクセス(約1,118万件):氏名・生年月日・電話番号などが漏れた会員がやること

ビーケー・ジャパンは2026年10月15日、バーガーキング公式アプリへの不正アクセスで、会員情報約1,118万件(氏名・生年月日・電話番号・メールアドレスなど)が漏えいしたと発表しました。漏れた項目と漏れていない項目、会員が今日やることを公式発表をもとに整理します。

公開日 2026-10-17 更新日 2026-10-17 最終確認 2026-10-17 19分で読める

対象:バーガーキングの公式アプリに会員登録している人と、会員アプリを運営している人。本記事は株式会社ビーケー・ジャパンの公式発表にもとづく解説で、攻撃手順は扱いません。

続報待ち:この記事は公式発表に合わせて更新します

2026年10月17日時点

まだ分かっていないこと

  • 不正アクセスが可能になった経緯と詳しい原因(外部専門機関と調査中)
  • ログインパスワード情報の漏えいの有無(現在は確認されていないとしている)
  • 約1,118万件が何人にあたるか
  • 対象者への案内メールの送信元と内容
  • 恒久対策・再発防止策の具体的な内容

発表には、続報を出す時期についての記載はありません。同社は、外部専門機関と連携した調査と恒久対策を継続して進めているとしています。10月17日時点で、バーガーキング公式サイトのニュース一覧に本件の続報は出ていません。

公式アプリの会員が今日やること

1

バーガーキングを名乗るメール・SMS・電話のリンクや指示に従わない

漏えいした項目には、氏名(漢字・カナ)、生年月日、電話番号、メールアドレスが含まれています。これだけそろうと、宛名も生年月日も正しい、本物らしい連絡が作れます。

同社は、同社や同社のサービスを装った不審なメール・SMS・電話に注意し、URLへのアクセス、添付ファイルの開封、会員情報やパスワードの入力をしないよう呼びかけています。たとえば「お詫びクーポン」「モバイルオーダーの返金」「会員情報の再登録」といった名目(当サイトの例)でも、本文のリンクは開かず、自分でアプリを開いて確かめてください(見分け方は フィッシングとは)。

2

同社からの案内メールも、リンクではなくアプリから確かめる

同社は、対象のお客様へのメールによる案内を順次進めているとしています。発表には、そのメールの送信元のアドレスは書かれていません。

メールの送信元の表示は偽装できるため、本物の案内と偽物を見た目で区別するのは困難です。案内メールが届いても、メール内のリンクからログインや入力はしない、という扱いにそろえておくと迷いません。

3

生年月日を暗証番号やパスワードに使っているなら変える

生年月日は、メールアドレスや電話番号と違って変えられません。今回、氏名と組み合わせた形で漏えいしました。

銀行やクレジットカードの暗証番号、スマホの画面ロック、各種サービスのパスワードに生年月日(「0815」「19900815」など)を使っているなら、今のうちに変えておきます。これは同社の案内ではなく、当サイトの一般的な助言です。

4

同じパスワードを他のサービスで使っているなら分ける

同社は、ログインパスワード情報の漏えいは「現在確認されておりません」としています。発表には、パスワードの変更を求める記載はありません。ただし、これは調査が続いている段階の表現です。

バーガーキングのアプリと同じパスワードを他のサービスでも使っているなら、この機会に分けておきます。棚卸しは パスワードマネージャー に任せるのが現実的です。使い回しているパスワードが過去の漏えいに含まれていないかは パスワード漏えいの確認方法 で調べられます。

5

知らない番号からの電話とSMSにしばらく注意する

電話番号は簡単には変えられません。漏えいした電話番号には、今後もバーガーキング以外の名目を含めて、詐欺の電話やSMSが届く可能性があります。

スマホの迷惑電話・迷惑SMSのフィルター機能を有効にしておくと、届く数を減らせます(設定の考え方は スマホを安全に使う基本)。

6

問い合わせは発表に載っている窓口へ

同社は、お客様の問い合わせ先としてカスタマーサービス(電話 0120-945-630、メール customerservice@burgerking.co.jp、平日10時〜17時、土日祝日休業)を案内しています。問い合わせ先は、届いた連絡に書かれたものではなく、公式サイトのお知らせに載っているものを使います。

何が起きたのか(ビーケー・ジャパンの発表より)

株式会社ビーケー・ジャパンは、2026年10月15日にお詫びとお知らせを公表しました。以下はすべて同社の発表にもとづきます。

  1. 2026年10月2日(金)〜7日(水)

    公式アプリの会員情報を管理するシステムに、第三者による不正アクセスが行われた(その後の調査で判明)。
  2. 10月13日(火)

    調査の結果、会員情報が漏えいしたことが判明。
  3. 10月15日(木)

    お詫びとお知らせを公表。個人情報保護委員会へ報告済みとした。
  4. 10月17日時点

    続報は出ていない。

同社は、不正アクセスの可能性を確認して調査を行い、不正アクセスの事実を把握した後、ただちに当該通信元からのアクセスを遮断したとしています。可能性を確認した日と遮断した日は発表に書かれておらず、上の日付との前後も分かりません。

約1,118万件
漏えいした公式アプリ会員情報(件数)
10項目
氏名・生年月日・電話番号・メールアドレスなど
含まれない
クレジットカード番号(同社は保持していない)
確認されていない
ログインパスワード情報の漏えい(現時点)
漏えいした会員情報(ビーケー・ジャパンの発表より)
対象のサービス
バーガーキング公式アプリ(会員情報を管理するシステム)
対象
公式アプリ会員情報 約1,118万件
漏えいした項目
会員ID、メールアドレス、登録種別、都道府県、性別、生年月日、氏名(漢字・カナ)、電話番号、モバイルオーダー履歴の有無、メールアドレス認証の有無
含まれないもの
クレジットカード番号(同社で保持しておらず、漏えいしていない)
確認されていないもの
ログインパスワード情報の漏えい(現在確認されていない)
原因(同社の説明)
第三者による不正アクセスによるものと確認。不正アクセスが可能になった経緯と詳しい原因は、外部専門機関と連携して調査中
被害
現時点で、本件に起因する不正利用などの二次被害は確認されていない
実施済みの対応
不正アクセス元からの通信の遮断、暫定対策の実施、対策本部の設置、個人情報保護委員会への報告
継続・順次実施中の対応
恒久対策の実施、外部専門機関と連携した各種調査、対象のお客様へのメールによる案内
問い合わせ先
カスタマーサービス(電話 0120-945-630、メール customerservice@burgerking.co.jp、平日10時〜17時、土日祝日休業)

分かっていること・分かっていないこと

2026年10月17日時点の状態です。続報が出たら、この表の状態欄を書き換えます。

項目発表の内容状態
会員情報の外部への漏えい公式アプリ会員の会員情報が漏えいしたことを確認漏えいを確認(同社)
件数公式アプリ会員情報 約1,118万件(人数ではなく件数)同社が公表
不正アクセスの期間10月2日〜10月7日同社が公表
氏名・生年月日・性別・都道府県漏えいした項目に含まれる漏えいを確認(同社)
メールアドレス・電話番号・会員ID漏えいした項目に含まれる漏えいを確認(同社)
モバイルオーダー履歴の「有無」が項目に含まれる。注文の内容は項目に挙げられていない漏えいを確認(同社)(有無のみ)
クレジットカード番号同社で保持しておらず、漏えいしていない含まれない(同社)
ログインパスワード情報漏えいは現在確認されていない確認されていない(同社)
住所(都道府県より細かいもの)漏えいした項目に挙げられていない記載なし
原因・経緯第三者による不正アクセス。経緯と詳しい原因は調査中調査中
二次被害現時点で確認されていない確認されていない(同社)
対象者への連絡メールで順次案内。送信元は書かれていない記載なし
再発防止策セキュリティ対策と監視体制の強化。具体的な内容は書かれていない記載なし

読み方の注意:「確認されていない」は「漏れていない」という意味ではない

同社は、クレジットカード番号については「保持しておらず、漏えいしておりません」と言い切っています。一方、ログインパスワード情報は「漏えいは現在確認されておりません」という表現で、調査が続いている段階のものです。

二次被害が確認されていない、というのも今のところ見つかっていないという意味で、今後使われないことまでは意味しません。生年月日や電話番号は何年も変わらないため、この事件を名目にした連絡には、しばらく注意を続けてください。

漏えいした項目の組み合わせで何が起きうるか

一つひとつは珍しくない項目でも、そろうと詐欺の連絡を本物らしく見せる材料になります。以下は一般に起きうることで、今回すでに起きたという意味ではありません。

氏名(漢字・カナ)+生年月日+電話番号

↓

名前と生年月日を言える偽の電話(本人確認を装う)

→ 知っていることを本物の証拠にしない/暗証番号に生年月日を使わない

氏名+メールアドレス+メールアドレス認証の有無

↓

認証済みと分かっているアドレスへの、宛名入りの偽メール

→ リンクを開かない/公式アプリで確認

電話番号+モバイルオーダー履歴の有無

↓

「注文の返金」「決済の確認」をうたう偽のSMS

→ カード番号やパスワードを入力しない/迷惑SMSフィルターを使う

漏えいした項目の組み合わせと、それぞれに対応する会員の行動(一般的な対応づけ)

発表で漏えいしていない・確認されていないとされたもの

  • クレジットカード番号(同社は保持していない)
  • ログインパスワード情報(漏えいは現在確認されていない)

漏えいしたもの(同社の発表より)

  • 氏名(漢字・カナ)・生年月日・性別(生年月日は変えられない)
  • 電話番号(簡単には変えられない)
  • メールアドレスとその認証の有無
  • 会員ID・登録種別・都道府県
  • モバイルオーダー履歴の有無

過去の例:同じアプリで2024年に公表された別の漏えい

同社は2024年10月22日にも、バーガーキング公式アプリにおける情報漏えいを公表しています。この時の発表では、漏えいを確認できた会員情報は計38件で、漏えいした可能性のあるデータはメールアドレス、アプリパスワード、登録クレジットカードのブランドと有効期限でした。クレジットカード番号や暗証番号など、カード利用に必要な情報は漏えいしていないとしていました。

今回とは時期・件数・項目が異なり、2026年10月の発表に2つの事案の関係についての記載はありません。今回も同じ経過になるとは限りません。2024年の対象だった人も含めて、アプリと同じパスワードを他のサービスで使い回していないかを、この機会に見直しておくと安心です。

会員アプリを運営している人へ

同社は詳しい原因を公表していないため、どう防ぐかはここでは書きません。本節は同社の対応を評価するものではありません。会員データの読み出し件数を見張る方法は 焼肉きんぐアプリの事案 で整理しました。ここでは、今回の発表に書かれた事実から言える「持たない情報は漏れない」という軸に絞ります。

1

カード番号を自社で持たない構成は、そのまま守りになる

同社によれば、クレジットカード番号は同社で保持しておらず、漏えいしていないとしています。会員情報のシステムが侵害されても、そこに無いものは漏れない、という一般的な考え方の例です。

自分のサービスでも、カード番号は決済代行会社に預け、自社では決済代行会社が返す識別子(トークン)だけを持つ構成にできます。ただし、カード番号を保存していなくても、決済画面が改ざんされると入力の時点で盗まれることがあります(例は PhotoGoodsの事案)。持たないことと、入力画面を守ることは別の対策です。

2

会員情報の項目を1つずつ「何に使っているか」で見直す

一般に、会員登録の項目は、キャンペーンや分析のために増えていきがちです。項目ごとに「何の機能で使っているか」を書き出し、使い道が無い項目は登録を求めない、または保存しないようにします。

たとえば誕生日クーポンのためだけに生年月日を持っているなら、誕生月だけで足りるか検討できます。年齢の確認が目的なら、確認の結果だけを残す方法もあります。氏名のカナや性別なども同じように見直せます。

3

漏えい時の連絡に使う送信元を、事前に決めて公開しておく

今回の発表には、対象者への案内メールの送信元が書かれていません。一般に、事故の後は偽のお詫びメールが出回りやすく、会員が本物の案内を見分ける手がかりは、事前に公開された送信元の情報くらいしかありません。

事故が起きる前に、会員への重要な連絡に使うドメインと送信元アドレスを決めて公式サイトに載せ、送信ドメイン認証(SPF・DKIM・DMARC)を設定しておきます。設定の考え方は なりすましメールを防ぐSPF・DKIM・DMARC にまとめています。

出典(公開記録)

本記事の事実関係は以下の公開情報にもとづきます。公表されていない侵入の経路や手口は推測していません。

  • 株式会社ビーケー・ジャパン「不正アクセスによる公式アプリ会員情報漏えいに関するお詫びとお知らせ」(2026年10月15日) — burgerking.co.jp(PDF)
  • バーガーキング「ニュース」一覧(2026年10月17日に確認。本件の続報なし) — burgerking.co.jp
  • 株式会社ビーケー・ジャパン「バーガーキング公式アプリにおける情報漏洩に関するお知らせとお詫び」(2024年10月22日。過去の例の出典) — ウェブアーカイブ(PDF)

更新履歴

2026-10-17:初版。ビーケー・ジャパンの10月15日の発表と、バーガーキング公式サイトのニュース一覧(10月17日に確認)にもとづく。同社は外部専門機関と連携した調査を続けているとしているため、続報が公表され次第更新します。

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よくある質問

Qバーガーキングのアプリの不正アクセスで何が漏れたのですか?
A

株式会社ビーケー・ジャパンの2026年10月15日の発表によれば、公式アプリ会員情報約1,118万件が漏えいしました。項目は、会員ID、メールアドレス、登録種別、都道府県、性別、生年月日、氏名(漢字・カナ)、電話番号、モバイルオーダー履歴の有無、メールアドレス認証の有無です。モバイルオーダーについては、注文の中身ではなく、履歴の有無が項目として挙げられています。

Q自分は対象ですか?
A

発表では、漏えいしたのは「公式アプリ会員の皆様の会員情報」で、対象は約1,118万件としています。対象を一部の会員に絞る条件(登録時期など)は書かれていません。同社は対象のお客様にメールで案内を順次送るとしていますが、メールが届く前でも、公式アプリの会員であれば対象として行動しておくのが安全です。なお、約1,118万件は会員情報の件数で、人数とは限りません。

Qパスワードやクレジットカードは大丈夫ですか?
A

同社は、クレジットカード番号は同社で保持しておらず、漏えいしていないとしています。ログインパスワード情報については「漏えいは現在確認されておりません」としています。発表には、パスワードの変更を求める記載はありません。ただし、これは調査が続いている段階の表現です。同じパスワードを他のサービスでも使っているなら、この機会に分けておくことを勧めます。

Q原因は何ですか?
A

同社は、第三者による不正アクセスによるものと確認しているとしています。不正アクセスが可能になった経緯と詳しい原因は、外部の専門機関と連携して調査中で、10月17日時点で公表されていません。

Qバーガーキングを名乗るメールやSMSが来たらどうすればいいですか?
A

同社は、同社や同社のサービスを装った不審なメール、SMS、電話に注意し、URLへのアクセス、添付ファイルの開封、会員情報やパスワードの入力をしないよう呼びかけています。氏名や生年月日を正しく言える連絡でも、本物の証拠にはなりません。確認は自分で開いた公式アプリや公式サイトで行ってください。

Q生年月日が漏れたことで、気をつけることはありますか?
A

生年月日は変えられないため、長く使える情報です。当サイトは、生年月日を銀行やカードの暗証番号、スマホのロック、各種サービスのパスワードに使っているなら、変えることを勧めます。また、電話などで「本人確認のため生年月日を言ってください」と言われる場面では、相手が氏名や生年月日をすでに知っていても本物とは限らない点に注意してください。