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ソースネクストの会員情報流出のおそれ(22,519,960件):メールアドレス・パスワード・住所などが対象、会員がやること

ソースネクストの会員情報を管理するシステムへの不正アクセスで、22,519,960件の会員情報が流出した可能性があります(2026年10月15日発表)。メールアドレス・パスワード・氏名・住所などの対象項目、パスワードの再設定、偽の連絡への注意を、公式発表とよくある質問から整理します。

公開日 2026-10-17 更新日 2026-10-17 最終確認 2026-10-17 16分で読める

対象:ソースネクストに会員登録をしたことがある人と、会員情報を扱うサービスを運営している人。本記事はソースネクスト株式会社の公式発表とよくある質問にもとづく解説で、攻撃手順は扱いません。

続報待ち:この記事は公式発表に合わせて更新します

2026年10月17日時点

まだ分かっていないこと

  • 人数(発表は対象件数のみ)
  • 脆弱性の詳細と、外部の第三者調査(よくある質問では準備中)の結果
  • パスワードの保存形式(暗号化・ハッシュ化の有無)
  • 流出した情報の悪用の有無

同社は、外部の専門機関と連携して原因の究明と影響範囲の調査を進めており、公表すべき新たな事実が判明した場合は、同社Webサイト等で速やかに知らせるとしています。10月16日に、パスワードの再設定に関する追記がありました。

ソースネクストの会員が今日やること

1

自分が対象かを確かめる(10月13日13時36分までの登録者)

同社のよくある質問によれば、2026年10月13日13時36分までに会員登録があった人が対象の範囲です。対象となる可能性がある人には、10月15日以降、登録したメールアドレスに順次案内のメールが送られています。メールアドレスの登録がない人には、書面(郵送)で連絡する予定です。

案内が届いていなくても、ソースネクストで会員登録をしたことがある人は、以下を進めてください。

2

同じパスワードを使っている他のサービスを先に変える

流出した可能性のある項目には、メールアドレスとパスワードの両方が含まれます。同社は、この組み合わせを使って第三者が他のサービスへのログインを試みるおそれがあるとして、同じ組み合わせを使っている他のサービスのパスワードも変えるよう求めています。

パスワードがどの形式で保存されていたか(暗号化やハッシュ化をしていたか)は公表されていません。ソースネクストの古いパスワードは同社が無効にしましたが、他のサービスでは使えたままです。メール・ネット通販・金融のサービスから順に変えてください。使い回しをやめるには パスワードマネージャー が現実的で、2段階認証 を足せば、パスワードが知られてもログインされにくくなります。

3

ソースネクストのパスワードを、自分で開いた公式サイトから再設定する

同社は10月16日の追記で、すべての会員のパスワードを変更済みで、従来のパスワードは使えない状態になっているとしています。ログインすると、画面の案内に従って新しいパスワードを再設定する流れです。

再設定サイトにはアクセスが集中していて、つながりにくい状況です。同社は、しばらく時間をおいてから再設定するよう求めています。再設定は、届いたメールやSMSのリンクからではなく、自分でブックマークや検索から開いた公式サイトで行ってください。新しいパスワードは、他のサービスと同じものにしないでください。

4

ソースネクストを名乗るメール・SMS・電話・郵便物に注意する

同社は、流出した可能性のある情報が悪用され、同社や関係先を装ったメール(フィッシングメール)、SMS、電話、郵便物が届く可能性があるとしています。身に覚えのないメールやSMSのURLや添付ファイルは開かず、不審なWebサイトに個人情報やパスワードを入力しないよう呼びかけています。

今回の対象には会社名・役職名・部署名も含まれます。仕事用のアドレスで登録した人は、会社宛てに届く「ソフトウェアの更新」「ライセンスの確認」などの連絡にも注意してください。

5

問い合わせは公式発表に載っている専用窓口へ

発表に載っている窓口は、不正アクセス専用お問い合わせ窓口の電話 0120-035-116(フリーダイヤル、10時〜18時、土日祝日を含む)と、発表ページに載っているお問い合わせフォームです。よくある質問によれば、退会を希望する場合もこの窓口で受け付けています。番号は、自分で開いた公式サイトの発表で確かめてください。届いたメールやSMSに書かれた番号やURLは使わないでください。

何が起きたのか(ソースネクストの発表より)

以下は、同社の2026年10月15日の発表(10月16日の追記を含む)と、よくある質問(10月17日に確認)にもとづきます。

  1. 2026年10月9日(金)10時頃

    第三者による不正アクセスが始まり、会員情報取得APIが不正に利用されて、会員の情報が取得された(その後の調査で判明)。
  2. 10月13日(火)9時頃

    会員情報を管理するシステムへの不正アクセスを確認。外部からの不正な通信を遮断するなどの緊急措置を講じた。
  3. 10月13日(火)13時36分まで

    不正アクセスの封じ込めを完了。その後も監視を続け、対応完了後の不正アクセスは確認されていないとしている。
  4. 10月15日(木)

    個人情報保護委員会へ報告し、「当社サイトへの不正アクセスによるお客様情報流出のお詫びとお知らせ」を公表。対象者へのメールを順次開始。
  5. 10月16日(金)

    パスワード再設定サイトの混雑と、全会員のパスワードを変更済みであることを発表に追記。発表では、この日に所轄警察署へ被害申告を行う予定としていた(よくある質問では、この日に所轄警察署へ相談したとしている)。
22,519,960件
流出した可能性のある情報の対象件数(人数ではない)
13項目
流出した可能性のある項目(登録状況により異なる)
約4日
不正アクセスの開始(10月9日10時頃)から確認(10月13日9時頃)まで(発表の日時から当サイトが計算)
含まれない
クレジットカード情報(対象のシステムに保存なし)
流出した可能性のある情報(同社の発表より)
対象のシステム
同社の会員情報を管理するシステム
件数
対象件数:22,519,960件。発表は「件」で示しており、人数は示していない
対象の範囲
2026年10月13日13時36分までに会員登録があった人(よくある質問)
項目
メールアドレス、パスワード、氏名、氏名カナ、住所、性別、電話番号、FAX番号、生年月日、会社名、役職名、部署名、システム固有の識別情報(加入サービス・登録日・ログイン日等)。すべての会員についてすべての項目が流出したわけではなく、登録状況により異なる
パスワード
保存形式は公表なし。同社は全会員のパスワードを変更済みとし、新しいパスワードの再設定を依頼
含まれないもの
クレジットカード情報(対象のシステムに保存されていない)。本人確認書類は会員登録の際に提出を受けていないとしている
経路
第三者が会員情報取得APIを不正に利用して情報を取得。原因となったシステムの脆弱性は修正済み(よくある質問)。脆弱性の詳細は公表なし
報告
10月15日に個人情報保護委員会へ報告。10月16日に所轄警察署へ(発表では被害申告の予定、よくある質問では相談したと記載)

メールアドレス+パスワード

同じ組み合わせの他のサービスを変える/ソースネクストは公式サイトから再設定

氏名・住所・電話・生年月日

同社を名乗るメール・SMS・電話・郵便物のリンクや番号を使わない

会社名・役職名・部署名

仕事用アドレスで登録した人は、会社宛ての偽の連絡にも注意

今回対象になった項目と、読者がやること(同社が公表した項目から)

分かっていること・分かっていないこと

2026年10月17日時点の状態です。続報が出たら、この表の状態欄を書き換えます。

項目発表の内容状態
外部への流出会員の個人情報が外部に流出したことが判明(よくある質問では「流出した可能性が高い」)漏えいを確認(同社)
件数対象件数:22,519,960件(人数は示されていない)可能性(同社)
対象の範囲10月13日13時36分までに会員登録があった人確定(同社)
項目メールアドレス、パスワード、氏名、氏名カナ、住所、性別、電話、FAX、生年月日、会社名、役職名、部署名、識別情報(人により異なる)可能性(同社)
パスワードの保存形式暗号化・ハッシュ化についての記載はない記載なし
クレジットカード情報対象のシステムに保存されていない含まれない(同社)
不正アクセスの期間10月9日10時頃から、10月13日13時36分の封じ込め完了まで判明(同社)
経路・原因会員情報取得APIの不正利用。原因の脆弱性は修正済み。詳細は公表なし調査中
封じ込め後の不正アクセス対応完了後の不正アクセスは確認されていない確認されていない(同社)
流出した情報の悪用発表に記載はない記載なし
パスワード全会員分を変更済み、従来のパスワードは使えない(10月16日追記)。よくある質問では「順次パスワードのリセット(初期化)を実施」と記載変更済み(同社、10月16日追記)
対象者への個別連絡10月15日以降メールで順次。メール未登録の人には書面(予定)順次実施中(同社)

読み方の注意:「件数」と「人数」は違う

発表の数字は「対象件数」で、人数ではありません。同じ人が複数の登録を持っている場合などは、件数と人数が一致しないことがあります。人数が公表されたら、この記事を更新します。また「流出の対象に含まれない」と明記されているのはクレジットカード情報だけです。発表の一覧に無い情報を「漏れていない」と読み替えないでください。

漏れたおそれがある項目の組み合わせで起きうること

一般に、次の組み合わせがそろうと、次のような悪用が起きえます。今回それが起きたという意味ではありません。

  • メールアドレス+パスワード:同じ組み合わせを使っている他のサービスへのログインに試される(リスト型攻撃と呼ばれる)
  • 氏名+住所+電話番号+メールアドレス:宛名や住所が正しい、本物らしい「お詫び」「再設定のお願い」の連絡が作れる。郵便物を装うこともできる
  • 会社名+役職名+部署名:取引先や販売元を装った、仕事あての偽の連絡の材料になる
  • 生年月日+登録日などの識別情報:電話で本人を装うときの材料になる。登録日や生年月日を言えることは、本人の証明にはならない

パスワードが漏れたかもしれないときの確かめ方は パスワード漏えいの確認方法 に、身に覚えのないログインの調べ方は 不正アクセスされていないか確認する方法 にまとめています。

過去の例では、2026年10月の ブックオフの会員情報流出 で、第1報の「最大約643万件(会員番号の件数)」が、第2報で人数(6,383,279人)に確定しました。今回もそうなるとは限りません。

当サイトの視点:古いパスワードが無効になっても、使い回し先は守られない

同社は全会員のパスワードを変更済みとしているため、流出したパスワードでソースネクストにログインされる心配は小さくなりました。一方で、同じパスワードを使っている他のサービスは、同社の措置の対象外です。再設定サイトがつながりにくい間も、使い回し先の変更は今日すぐにできます。順番を逆にして、他のサービスから先に変えてください。

会員情報を扱うサービスの運営者へ:会員情報を返すAPIの量を見張る

同社は脆弱性の詳細を公表していないため、ここでは侵入の防ぎ方には触れません。公表された経緯から言えるのは、会員の情報を取り出す仕組み(API)が使われたことと、不正アクセスの開始(10月9日10時頃)から確認(10月13日9時頃)まで約4日(発表の日時から当サイトが計算)あったことの2点です。この2点から、自分のサービスで事前に決めておけることに絞ります。本節は同社の対応を評価するものではありません。

1

個人情報を返すAPIごとに、1時間あたりの件数の上限と通知を決める

一般に、会員情報を返すAPIは、認証の有無にかかわらず、1つの利用者や1つの接続元から短時間に大量の会員分が返ることは通常ありません。APIごとに「1時間に返してよい会員数」の上限を決め、その8割を超えたら担当者に通知する形にしておくと、通常と違う取り出しに早く気づきやすくなります。

測る場所は、アプリの中(返した件数を記録する)、前段(リバースプロキシやCDNの回数制限)、クラウドの監査ログのアラートの3つがあります。具体的な設定は レート制限と濫用対策 にまとめています。

2

全員のパスワードを無効にするときの、再設定の入口を用意しておく

漏えい時に全会員のパスワードを無効にすると、短時間に再設定が集中します。今回も、同社は再設定サイトにアクセスが集中していると告知しました。再設定の画面を本体と分けて増強できるようにしておくこと、混雑時に「時間をおいて」「他のサービスの変更を先に」と案内する文面を用意しておくことは、事前に決められます。

あわせて、パスワードの保存方式がパスワード専用の遅い方式(bcrypt、Argon2 など)で ソルト を付けているかを確かめてください。保存方式は、漏えいしたときに利用者へ何を求めるかを左右します(パスワードハッシュとは)。

出典(公開記録)

本記事の事実関係は以下の公開情報にもとづきます。公表されていない脆弱性の内容や手口は推測していません。2026年10月13日〜17日の東京証券取引所の適時開示(TDnet)には、本件の開示は見当たりませんでした(10月17日に確認)。

  • ソースネクスト株式会社「当社サイトへの不正アクセスによるお客様情報流出のお詫びとお知らせ」(2026年10月15日、10月16日追記) — sourcenext.com
  • 同「情報漏洩に関するよくあるご質問」(日付の記載なし、2026年10月17日に確認) — sourcenext.com

更新履歴

2026-10-17:初版。同社の10月15日の発表(10月16日の追記を含む)と、よくある質問(10月17日に確認)にもとづく。人数、脆弱性の詳細、パスワードの保存形式は公表されていないため、公表され次第更新します。

次に読む

よくある質問

Qソースネクストで何が漏れたのですか?
A

ソースネクスト株式会社の2026年10月15日の発表によれば、流出した可能性のある情報は、メールアドレス、パスワード、氏名、氏名カナ、住所、性別、電話番号、FAX番号、生年月日、会社名、役職名、部署名、システム固有の識別情報(加入サービス・登録日・ログイン日等)です。対象件数は22,519,960件です。これは流出した可能性のある情報の全項目で、すべての会員についてすべての項目が流出したわけではなく、登録状況により項目は異なるとしています。

Q自分は対象ですか?
A

同社のよくある質問によれば、2026年10月13日13時36分までにソースネクストに会員登録があった人が対象の範囲です。対象となる可能性がある人には、10月15日以降、登録したメールアドレスに順次案内のメールが送られています。メールアドレスの登録がない人には、書面(郵送)で連絡する予定としています。メールが届いていなくても、会員登録をしたことがある人は、この記事の手順を進めてください。

Qパスワードやクレジットカードは漏れていますか?
A

パスワードは流出した可能性のある項目に含まれています。保存の形式(暗号化やハッシュ化をしていたか)は公表されていません。同社は10月16日の追記で、すべての会員のパスワードを変更済みで、従来のパスワードは使えない状態になっているとし、新しいパスワードの再設定を求めています。同じメールアドレスとパスワードの組み合わせを他のサービスで使っている場合は、そちらも変えるよう求めています。クレジットカード情報は対象のシステムに保存されておらず、流出の対象に含まれない(同社)としています。カードの利用停止や再発行は不要としています。

Q原因は何ですか?
A

同社の発表によれば、第三者が10月9日10時頃から不正アクセスを行い、会員情報取得API(会員の情報を取り出すための仕組み)を不正に利用して情報を取得しました。よくある質問では、原因となったシステムの脆弱性を修正したとしています。どのような脆弱性だったかなどの詳細は公表されていません。同社は外部の専門機関と連携して調査を進めているとしています。

Qソースネクストを名乗るメールやSMSが来たらどうすればいいですか?
A

同社は、流出した可能性のある情報が悪用され、同社や関係先を装った不審なメール、SMS、電話、郵便物が届く可能性があるとしています。身に覚えのないメールやSMSのURLや添付ファイルは開かず、不審なWebサイトに個人情報やパスワードを入力しないよう呼びかけています。パスワードの再設定は、メールのリンクからではなく、自分でブックマークや検索から開いた公式サイトで行うと確実です。問い合わせは、公式サイトの発表に載っている専用窓口(0120-035-116)を使ってください。

Qパスワードの再設定ができません。どうすればいいですか?
A

同社は10月16日の追記で、パスワード再設定サイトへのアクセスが集中し、つながりにくい状況になっているとしています。すべての会員のパスワードはすでに変更済みで、従来のパスワードは使えない状態のため、しばらく時間をおいてから新しいパスワードを再設定するよう求めています。その間に、同じパスワードを使っている他のサービスの変更を先に進めてください。