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アイリスプラザへの不正アクセス(約770万人分):氏名・住所・パスワード(暗号化)などが漏えいした可能性、会員・購入者がやること

アイリスプラザは、外部クラウドサービスへの不正アクセスで約770万人分の個人情報が閲覧・取得された可能性を公表。会員約580万人はパスワード(暗号化)等も対象。

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対象:アイリスプラザの会員(退会した人を含む)と、会員登録をせずにアイリスプラザで買い物をした人やキャンペーンに応募したことがある人。本記事は株式会社アイリスプラザの公式発表にもとづく解説で、攻撃の手順は扱いません。

続報待ち:この記事は公式発表に合わせて更新します

対象者

アイリスプラザの会員(退会した人を含む)と、会員登録をせずにアイリスプラザで買い物をした人やキャンペーンに応募したことがある人。

影響が確認された範囲表で見る ↓
  • 不審なファイルの発見とサイトの停止
  • 第三者による不正アクセス
  • 保存されていた個人情報の総データ数

可能性があるとされた項目

  • 会員の氏名・住所・電話番号・メールアドレス
  • 会員の性別・生年月日等
  • 会員のパスワード(暗号化)
さらに1件
  • 非会員の氏名・住所・電話番号・メールアドレス
未確認事項
  • 実際の漏えい件数・影響人数
  • 原因(不正アクセスの経路)
  • 個別の連絡の時期
さらに1件
  • アイリスプラザの再開時期
今やること手順を見る ↓
  1. 同じパスワードを使っているサービスを変更する
  2. 大事なサービスには2段階認証を設定する
  3. 同社を名乗るメール・SMS・電話のリンクを開かない
さらに2件
  1. 住所あての郵便や宅配にも気をつける
  2. 心配なときは、公式の窓口に問い合わせる
最終確認日時
2026年11月7日時点
発表の続報予定と確認の記録

同社は11月5日の第2報で、実際の漏えい件数と影響人数については調査を継続しているとし、調査結果を踏まえて、順次、個別にメール等で連絡するとしています。アイリスプラザは、原因の特定と再発防止策を講じたうえで、再開の時期が決まりしだい知らせるとしています。2026年11月7日にアイリスオーヤマのニュース一覧を確認した範囲では、第3報は見当たりませんでした。

アイリスプラザの利用者が今日やること

1

同じパスワードを使っているサービスを変更する

同社は、個人情報漏えいのおそれのある人に、ほかのサービスで同じパスワードを使っている場合は、不正利用防止のためパスワードを変更するよう求めています。

会員のパスワードは、漏えいの可能性のある情報に含まれます。同社はパスワードを暗号化していたとしていますが、どの方式かは書かれていません。メールアドレスとパスワードの組み合わせは、ほかのサービスへのログインに試されることがあるため、同じパスワードを使っているサービスから順に変えるのが確実です。漏れた可能性のあるパスワードの確かめ方は パスワード漏えいの確認方法 にまとめています。

2

大事なサービスには2段階認証を設定する

パスワードを変えたら、ネット銀行、通販、メールなど、乗っ取られると困るサービスに2段階認証(ログインのときにパスワードのほかに確認コードなどを求める仕組み)を設定してください。

パスワードが知られても、2段階認証があればログインを止められる場面が増えます。どの方式を選ぶかは 二要素認証はどれが安全か を参考にしてください。

3

同社を名乗るメール・SMS・電話のリンクを開かない

同社は、同社や関係機関を装った不審なメール、SMS、電話や、偽サイト、偽SNSアカウントが作られる可能性があるとしています。心当たりのない連絡は、添付ファイルを開かず、リンク先にアクセスせず、返信しないでください。

同社は、個別に連絡するとしていますが、その際にパスワード、暗証番号、認証コードなどを尋ねたり、メールやSMSのリンク先で入力を求めたりすることはないとしています。それを求める連絡は偽物と考えてください。見分け方は フィッシングとは にまとめています。

4

住所あての郵便や宅配にも気をつける

漏えいの可能性のある情報には、住所と電話番号が含まれます。一般に、住所が分かると、はがきや封書、宅配の不在通知を装った連絡を送ることができます。

アイリスプラザやアイリスオーヤマの名前が入っていても、書かれた番号やURLではなく、公式サイトに載っている窓口で確かめてください。

5

心配なときは、公式の窓口に問い合わせる

発表に載っている問い合わせ先は、株式会社アイリスプラザ コンタクトセンター(0120-108-824、通話料無料、受付時間は平日・土曜日 9:30〜17:00)です。年末年始休暇・夏季休業期間・会社都合による休日は除きます。

24時間受け付けのサポートチャットボットと、本件のFAQもあります。どちらもアイリスプラザの公式サイトのお知らせから開いてください。

何が起きたのか(アイリスプラザの発表より)

株式会社アイリスプラザは、アイリスオーヤマの公式サイトのニュースに、10月29日に第1報、11月5日に第2報を掲載しました。アイリスプラザの公式サイトにも同じ内容のお知らせとFAQがあります。以下はすべて同社の発表内容です。

  1. 10月28日

    同社が利用する外部クラウドサービスで不審なファイルを発見。直ちにアイリスプラザと関連システムを停止し、調査を始めた。調査の結果、第三者による不正アクセスを確認した。同じ日から、同社が運営する「SIMPLE STYLE」と、グループ会社の家電サブスクリプションサービスや配送設置サービス等のサイトも停止した(両サービスでは不正アクセスと情報漏えいは確認されていない)。
  2. 10月29日

    第1報を掲載。現時点の調査では、クレジットカード情報の漏えいは確認されていないとした。警察と個人情報保護委員会へ報告した(第2報による)。
  3. 11月5日

    第2報を掲載。外部クラウドサービスに保管していたデータが外部へ漏えいした可能性を確認し、約770万人分のデータが閲覧または取得された可能性があるとした。
約770万人分
外部クラウドサービスに保存されていた個人情報の総データ数(同社)
約580万人
会員データ(退会済みの会員を含む)
約190万人
非会員データ(会員登録なしの購入者・キャンペーン応募者を含む)
影響なし
クレジットカード情報(当該クラウドサービスに保存されていない)
漏えいの可能性のある個人情報(2026年11月5日時点)
会員データ(約580万人)
氏名、住所、電話番号、メールアドレス、性別、パスワード、生年月日等。退会済みの会員情報を含む。退会者はパスワード情報を除く
非会員データ(約190万人)
氏名、住所、電話番号、メールアドレス。会員登録なしで商品を購入したことがある人や、キャンペーンへの応募歴がある人の情報を含む
暗号化
パスワードを含む一部の項目は暗号化している
注記
すべての人について上記すべての情報が流出したものではなく、登録状況により対象項目は異なる
含まれないもの
クレジットカードの情報(当該クラウドサービスに保存されておらず、影響を受けていないことを確認)
問い合わせ
株式会社アイリスプラザ コンタクトセンター 0120-108-824(平日・土曜日 9:30〜17:00)

分かっていること・分かっていないこと

2026年11月7日時点の同社の発表(11月5日の第2報まで)をもとに整理しました。続報が出たら、状態の欄を書き換えます。

項目発表の内容状態
不審なファイルの発見とサイトの停止10月28日に外部クラウドサービスで発見し、直ちに停止確定(同社)
第三者による不正アクセス調査の結果、確認した確定(同社)
保存されていた個人情報の総データ数約770万人分確定(同社)
会員の氏名・住所・電話番号・メールアドレス会員データ(約580万人、退会済みを含む)の対象項目可能性(同社)
会員の性別・生年月日等会員データの対象項目可能性(同社)
会員のパスワード(暗号化)会員データの対象項目。退会者は除く。一部の項目は暗号化可能性(同社)
非会員の氏名・住所・電話番号・メールアドレス非会員データ(約190万人)の対象項目可能性(同社)
クレジットカード情報当該クラウドサービスに保存されておらず、影響を受けていない含まれない(同社)
実際の漏えい件数・影響人数調査を継続している調査中
外部ECモールの店舗(楽天市場店など)不正アクセスと情報漏えいは確認されていない確認されていない(同社)
不正利用や金銭被害等本件に起因する報告は確認されていない確認されていない(同社)
原因(不正アクセスの経路)書かれていない。原因の特定を進めている調査中
暗号化の方式書かれていない記載なし
個別の連絡調査結果を踏まえ、順次、メール等で連絡する調査中
アイリスプラザの再開再開の時期が決まりしだい知らせる調査中

「約770万人分」は、漏えいが確定した人数ではありません

同社は、外部クラウドサービスに保存されていた個人情報の総データ数が約770万人分で、そのデータが閲覧または取得された可能性を確認したとしています。実際の漏えい件数と影響人数は調査中です。本記事では、この数字を「漏えいした人数」とは書いていません。

氏名・住所・メールアドレス・パスワードで何が起きうるか

ここに挙げたのは、同じ組み合わせの情報が漏れたときに一般に起こり得ることで、この件で実際に起きたという意味ではありません。同社は、本件に起因する不正利用や金銭被害等の報告は確認されていないとしています。

メールアドレス+パスワード(暗号化)

↓

ほかのサービスへのログインに試される(パスワードを復元できた場合)

→ 同じパスワードのサービスを変更、2段階認証

氏名+メールアドレス+電話番号

↓

お詫びや返金、注文確認を装ったメール・SMS・電話

→ リンクを開かず、公式サイトの窓口で確かめる

氏名+住所

↓

はがき・封書や、宅配の不在通知を装った連絡

→ 書かれた番号やURLではなく、公式の窓口へ

漏えいの可能性のある項目の組み合わせと、それに対応する行動

漏えいの可能性のある情報で起こり得ること

  • パスワードを使い回しているサービスへの、なりすましログインの試み
  • 宛名・住所入りで本物らしく見える、お詫びや返金を装った連絡
  • 偽サイトや偽SNSアカウントへの誘導

この情報だけではできないこと

  • カードの不正利用(カード情報は当該クラウドサービスに保存されていない)
  • パスワードを変えたあとのサービスへのログイン
  • 2段階認証を設定したサービスへの、パスワードだけでのログイン

運営者が見直すこと:退会者のデータと、外部クラウドに置いたデータ

原因の詳細は公表されていないため、ここでは公表された事実から言えることだけを書きます。

  1. 退会した人のデータを、いつまで持つかを決める:今回、漏えいの可能性のある会員データには、退会済みの会員情報が含まれていました(パスワードは除く)。退会者の情報を残す理由と期間は公表されていません。一般に、退会後に残す項目と保存期間を決め、期限を過ぎたら消す運用にすると、事故のときに対象となる人が減ります。
  2. 外部クラウドに何を置いているかを一覧にする:同社は、外部クラウドサービスで不審なファイルを見つけたことをきっかけに、サイトと関連システムを止め、グループ会社のサイトも予防的に止めました。自社のデータを置いている外部クラウドのサービスと、そこにある個人情報の種類・人数を一覧にしておくと、同じような発見があったときに、影響の範囲と止めるシステムをすぐに決められます。

出典(公開記録)

本記事の事実関係は、以下の公開情報にもとづきます。公表されていない原因の詳細や、確定していない漏えい件数は推測していません。

  • 株式会社アイリスプラザ「(第2報)株式会社アイリスプラザECサイト一時停止のお知らせ」(2026年11月5日、アイリスオーヤマ公式サイトのニュース) — irisohyama.co.jp
  • 株式会社アイリスプラザ「株式会社アイリスプラザECサイト一時停止のお知らせ」(2026年10月29日、第1報) — irisohyama.co.jp
  • 株式会社アイリスプラザ「ECサイト一時停止のお知らせ」(2026年11月5日更新、本件に関するFAQを含む。11月7日に確認) — irisplaza.co.jp
  • アイリスオーヤマ ニュース(2026年)一覧 — irisohyama.co.jp

更新履歴

2026-11-07:初版。株式会社アイリスプラザの11月5日の第2報と、10月29日の第1報にもとづく。同日にアイリスオーヤマのニュース一覧を確認し、第3報は見当たらなかった。

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よくある質問

Qアイリスプラザの件で何が漏えいした可能性があるのですか?
A

株式会社アイリスプラザの2026年11月5日の第2報によれば、漏えいの可能性があるのは、会員データ(退会済みの会員情報を含む、約580万人)の氏名、住所、電話番号、メールアドレス、性別、パスワード、生年月日等と、非会員データ(約190万人)の氏名、住所、電話番号、メールアドレスです。退会者はパスワード情報を除きます。同社は、すべての人について上記すべての情報が流出したものではなく、登録状況により対象項目は異なるとしています。

Q自分が対象かどうかはどう確かめればいいですか?
A

同社は、調査結果を踏まえ、順次、個別にメール等で連絡するとしています。会員だった人(退会した人を含む)と、会員登録をせずに買い物をした人やキャンペーンに応募したことがある人が対象に含まれます。心配なときは、株式会社アイリスプラザ コンタクトセンター(0120-108-824、受付時間は平日・土曜日 9:30〜17:00)に問い合わせてください。

Qパスワードやクレジットカード情報も漏えいしましたか?
A

会員のパスワードは、漏えいの可能性のある情報に含まれます(退会者を除く)。同社は、パスワードを含む一部の項目は暗号化しているとしています。同社は、ほかのサービスで同じパスワードを使っている場合は変更するよう求めています。クレジットカードの情報は、当該クラウドサービスに保存されておらず、不正アクセスによる影響を受けていないことを確認したとしています。

Q原因は分かっていますか?
A

同社は、2026年10月28日に、利用する外部クラウドサービスで不審なファイルを発見し、調査の結果、第三者による不正アクセスを確認したとしています。不正アクセスの経路などの詳しい原因は公表されていません。同社は、原因の特定と再発防止に取り組むとしています。

Qアイリスプラザやアイリスオーヤマを名乗る連絡が来たらどうすればいいですか?
A

同社は、同社や関係機関を装った不審なメール・SMS・電話や、偽サイト・偽SNSアカウントが作られる可能性があるとして、添付ファイルの開封、リンク先へのアクセス、返信をしないよう呼びかけています。同社は、案内の際にパスワード、暗証番号、認証コードなどを尋ねたり、メールやSMSのリンク先で入力を求めたりすることはないとしています。

Q楽天市場などのアイリスプラザの店舗は影響を受けていますか?
A

同社は、アイリスプラザ以外の外部ECモールで同社が運営する店舗については、現時点で本件に関する不正アクセスと情報漏えいは確認されていないとしています。同社のFAQは、楽天市場店、Yahoo!店、auPAYマーケット店などは利用できるとしています。アイリスプラザ本体のサイトは停止中で、再開時期は決まりしだい知らせるとしています。