対象:ほっともっとの会員、とくにメールマガジンを受け取っている(受け取っていた)人。本記事は株式会社プレナスの公式発表にもとづく解説で、攻撃の手順は扱いません。
続報待ち:この記事は公式発表に合わせて更新します
- 対象者
ほっともっとの会員、とくにメールマガジンを受け取っている(受け取っていた)人。
- 影響が確認された範囲表で見る ↓
- 発生日
- 委託先からの報告
- メールアドレス
さらに5件
- 氏名
- 生年月日
- 電話番号
- 対象件数
- 原因
- 未確認事項
- 原因(不正アクセスの経路)
- 流出した会員情報の項目の全体
- 対象の会員への個別の連絡の有無・方法
さらに1件
- メールマガジン配信の再開時期
- 今やること手順を見る ↓
- ほっともっとを名乗るメールのリンクを開かない
- メールマガジンの体裁で届く案内を疑う
- 電話やSMSでの連絡にも気をつける
さらに2件
- 心配なときは、公式の窓口に問い合わせる
- 情報を入力した・お金を払ったときは、すぐ相談する
- 最終確認日時
- 2026年11月7日時点
発表の続報予定と確認の記録
同社は、今後、新たに公表すべき事実が判明した場合には、同社のWebサイト等を通じて速やかに知らせるとしています。メールマガジン配信サービスの再開時期は「未定」です。2026年11月7日に、ほっともっとの公式サイトとプレナスの公式サイトを確認した範囲では、続報は見当たりませんでした。
ほっともっとの会員が今日やること
ほっともっとを名乗るメールのリンクを開かない
同社は、同社や同社のサービスを装った不審なメールに注意するよう呼びかけています。不審な連絡を受け取ったら、本文に書かれたURLへのアクセスや添付ファイルの開封、会員情報・パスワード・クレジットカード情報等の入力をしないでください。
同社は、電子メール等でパスワードやクレジットカード情報の入力をお願いすることはないとしています。不審なメールは、そのまま削除してください。見分け方は フィッシングとは にまとめています。
メールマガジンの体裁で届く案内を疑う
同社は、メールマガジン配信サービスの提供をすべて停止しており、再開時期は未定としています。この状態で「ほっともっとのメールマガジン」の体裁のメールが届いたら、クーポンやキャンペーンの案内であっても、リンクを開かずに公式サイトや公式アプリで同じ案内があるかを確かめてください(当サイトの見解)。
ただし、ネット注文サービスは引き続き使えるため、自分で注文したときの確認メールなど、メールマガジン以外のメールが届くことはありえます。迷ったら、メールからではなく、公式サイトやアプリを自分で開いて注文履歴を確認します。
電話やSMSでの連絡にも気をつける
流出した情報には電話番号も含まれています。一般に、氏名と電話番号が分かると、会社名を名乗る電話やSMSを送ることができます。相手が名前や生年月日を言い当てても、本物の証拠にはなりません。
気になる連絡は一度切り、公式サイトに載っている窓口にかけ直してください。カード番号や暗証番号、認証コードを電話やSMSで聞かれても答えないでください。
心配なときは、公式の窓口に問い合わせる
発表に載っている問い合わせ先は、ほっともっとお客様センター(フリーコール 0120-2074-86、電話受付時間 10:00〜17:30)です。同社は電話番号のかけ間違いに注意するよう呼びかけています。
メールやSMSに書かれた番号ではなく、公式サイトに載っている番号を使ってください。
情報を入力した・お金を払ったときは、すぐ相談する
不審なメールのリンク先でカード情報を入力した場合は、すぐにカード会社に連絡してください。パスワードを入力した場合は、すぐに変更し、同じパスワードを他のサービスでも使っていればそちらも変えます(パスワードマネージャーの選び方)。
あわせて、警察相談専用電話(#9110)や消費者ホットライン(188)にも相談できます。
何が起きたのか(プレナスの発表より)
株式会社プレナスは2026年11月4日、ほっともっとの公式サイトとプレナスの公式サイトに、同じ内容のお知らせを掲載しました。以下はすべて同社の発表内容です。同社は、委託先の名称を公表していません。
10月28日〜31日
外部委託先が提供する「ほっともっとのメールマガジン配信サービス」で、不正アクセスが発生した(発生日として発表された期間)。11月2日
メールマガジン配信サービスの外部委託先から、第三者による不正アクセスが発生し、メールアドレスを含む会員情報が流出したとの報告を受けた。11月4日
プレナスが公表。メールマガジン配信サービスの提供はすべて停止しており、再開時期は未定。ネット注文サービスへの影響は確認されていない。
- 発生日
- 2026年10月28日〜同年10月31日
- 対象件数
- 最大約700万件
- 流出した情報
- メールアドレス、氏名、生年月日、電話番号を含む会員情報
- 含まれないもの
- クレジットカード情報(同社は保有していない)
- 原因
- 外部委託先が提供するメール配信サービスに対する、第三者による不正アクセス
- 現在の状況
- メールマガジン配信サービスの提供をすべて停止(再開時期は未定)。ネット注文サービスへの影響は確認されておらず、引き続き利用できる
- 問い合わせ
- ほっともっとお客様センター フリーコール 0120-2074-86(電話受付時間 10:00〜17:30)
同じ時期の、メール配信の委託先での事案について
同じ時期に、メール配信の委託先での不正アクセスの公表が相次いでいます(例:アララ「アララ メッセージ」への不正アクセス)。プレナスは委託先の名称を公表しておらず、本件がほかの事案と同じものかどうかは、同社の発表からは分かりません。本記事では、ほかの事案の件数や原因を本件に当てはめていません。
分かっていること・分かっていないこと
2026年11月7日時点の同社の発表(11月4日)をもとに整理しました。続報が出たら、状態の欄を書き換えます。
| 項目 | 発表の内容 | 状態 |
|---|---|---|
| 発生日 | 2026年10月28日〜10月31日 | 確定(同社) |
| 委託先からの報告 | 11月2日に、外部委託先から流出の報告を受けた | 確定(同社) |
| メールアドレス | 流出した会員情報に含まれる | 漏えいを確認(同社) |
| 氏名 | 流出した会員情報に含まれる | 漏えいを確認(同社) |
| 生年月日 | 流出した会員情報に含まれる | 漏えいを確認(同社) |
| 電話番号 | 流出した会員情報に含まれる | 漏えいを確認(同社) |
| その他の会員情報の項目 | 「〜を含む会員情報」とあり、ほかの項目の有無は書かれていない | 記載なし |
| クレジットカード情報 | 含まれていない。同社は保有していない | 含まれない(同社) |
| パスワード | 流出した情報の一覧に書かれていない | 記載なし |
| 住所 | 流出した情報の一覧に書かれていない | 記載なし |
| 対象件数 | 最大約700万件(単位は「件」。人数との関係は書かれていない) | 確定(同社。上限の数字) |
| ネット注文サービスへの影響 | 確認されていない。引き続き利用できる | 確認されていない(同社) |
| 原因 | 外部委託先のメール配信サービスに対する、第三者による不正アクセス | 確定(同社) |
| 不正アクセスの経路 | 書かれていない | 記載なし |
| 悪用の被害 | 書かれていない。不審なメールへの注意を呼びかけている | 記載なし |
| 対象の会員への個別の連絡 | 書かれていない | 記載なし |
| メールマガジン配信の再開 | すべて停止中。再開時期は未定 | 調査中 |
メールアドレス・氏名・生年月日・電話番号で何が起きうるか
メールアドレスと氏名、生年月日、電話番号がそろうと、本物らしく見せた連絡が作りやすくなります。ここに挙げたのは一般的に起こり得ることで、この件で実際に起きたという意味ではありません。
メールアドレス+氏名
↓→
宛名入りの、本物らしいクーポン・キャンペーンのメール
→ リンクを開かず、公式アプリやサイトで確かめる
氏名+電話番号
↓→
会社名を名乗る電話・SMS
→ 切って、公式サイトの窓口にかけ直す
氏名+生年月日
↓→
「本人確認」を名目に、残りの情報を聞き出す連絡
→ 生年月日を言い当てられても、答えない
流出した情報で起こり得ること
- 宛名入りで、本物らしく見えるメールや「誕生日特典」の案内
- 名前を呼んで話しかけてくる、会社名を名乗る電話やSMS
- 偽のページに誘導して、パスワードやカード情報を入力させる連絡
流出した情報だけではできないこと
- カードの不正利用(カード情報は同社が保有しておらず、流出に含まれない)
- 公式アプリやブックマークから自分で開いたページを、偽物にすり替えること
- パスワードを入力していない人のアカウントへのログイン(パスワードは発表の一覧にない)
運営者が見直すこと:配信の委託先に、何を渡しているか
原因の詳細は公表されていないため、ここでは公表された事実から言えることだけを書きます。
- 配信に使う項目を絞る:今回、メールマガジン配信サービスの委託先から流出した会員情報には、生年月日と電話番号も含まれていました。委託先にどの項目をなぜ渡していたかは公表されていません。一般に、メール配信の委託先に渡す項目を配信に必要なもの(メールアドレス、必要なら宛名)に絞ると、委託先で事故が起きたときに漏れる範囲が小さくなります。誕生日の特典などで生年月日を使う場合も、「月だけ」を渡すといった絞り方があります。
- 委託先から報告が来たときの段取りを決めておく:今回は、発生(10月28日〜31日)から委託先の報告(11月2日)、公表(11月4日)までの日付が発表に書かれています。自社のメールマガジンが委託先経由なら、報告を受けたときに配信を止める判断者、会員への告知文、問い合わせ窓口を、事前に決めておくと公表までの時間を短くできます。
出典(公開記録)
本記事の事実関係は、以下の公開情報にもとづきます。公表されていない原因の詳細や委託先の名称は推測していません。
- 株式会社プレナス「外部委託先の提供する「ほっともっとのメールマガジン配信サービス」への不正アクセスと対応について」(2026年11月4日、ほっともっと公式サイト) — hottomotto.com
- 株式会社プレナス「同」(2026年11月4日、プレナス公式サイトのニュースリリース) — plenus.co.jp
更新履歴
2026-11-07:初版。株式会社プレナスの11月4日の発表にもとづく。同日にほっともっととプレナスの公式サイトを確認し、続報は見当たらなかった。
次に読む
- 同じ時期の、メール配信の委託先での事案:アララ「アララ メッセージ」への不正アクセス / アソビュー!の会員情報の漏えい
- 偽メールの見分け方:フィッシングとは / スマホを安全に使う基本
- パスワード:パスワードマネージャーの選び方
- 2026年の他の事案:情報漏えい・サイバー攻撃の一覧(国内・海外)