対象:メディケア生命保険の保険に、ソニー生命の担当者や窓口を通じて入った契約者と被保険者。本記事はソニー生命とメディケア生命の公式発表にもとづく解説で、攻撃の手順は扱いません。
続報待ち:この記事は公式発表に合わせて更新します
2026年10月30日時点まだ分かっていないこと
- 原因・侵入の経路
- 不正アクセスを受けた期間
- ソニー生命自身の契約者への影響
- 件数の単位(人数との関係)
- 対象者への個別連絡の方法
- ソニー生命の各サービスの復旧時期
ソニー生命は10月28日の発表で、確認状況は「あらためてお知らせいたします」と書いています。時期は示されていません。10月30日に両社の公式サイトを確認し、10月28日の発表より新しい漏えいの発表は見当たりませんでした。
契約者・被保険者が今日やること
自分が対象になり得るかを知る
メディケア生命によれば、対象は、ソニー生命が保険代理店として取り扱った同社の保険契約の契約者と被保険者です。ソニー生命による募集契約以外のお客さまの情報の漏えいはないとしています。
メディケア生命の保険に入った窓口が思い出せない人は、契約時の書類や担当者に確かめるか、メディケア生命のお問い合わせ窓口(0120-315-056)に電話します。被保険者として入っている家族も、対象に含まれます。ソニー生命は、対象となるお客さまに順次連絡するとしています。
ソニー生命・メディケア生命を名乗る連絡のリンクや番号は使わない
両社は、10月28日現在、お客さま情報が不正に使われた事実は確認されていないとしつつ、自社を装ったメール・SMS・電話に注意するよう呼びかけています。また、メールや電話でパスワード、暗証番号、ワンタイムパスワードなどをたずねることはないとしています。
今回は氏名・生年月日・住所・電話番号・証券番号・契約内容が組み合わさっているため、契約内容を言い当てる連絡も作れます。「契約内容の確認」「手続きの案内」「お詫びの返金」などの連絡が来ても、本文のリンクや書かれた電話番号は使わず、自分で開いた公式サイトに載る窓口で確かめます。フィッシングとはも参考にしてください。
連絡が来たら、公式の窓口に自分で電話して確かめる
両社の窓口は次のとおりです(いずれも発表に記載)。
- メディケア生命:0120-315-056(無料。平日9:00〜18:00、土日9:00〜17:00。祝日・年末年始を除く)
- ソニー生命カスタマーセンター(臨時フリーダイヤル):0120-833-344(9:00〜17:30。日曜日、ゴールデンウィーク、年末年始を除く)
ソニー生命は、サービス停止の案内では別の番号(0120-158-821)を載せています。どちらも同社の発表に載っている番号です。
ソニー生命の契約者:お客さまWEBサービスが使えない間の手続き
ソニー生命は、お客さまWEBサービス、ソニー生命アプリ、ダイレクト請求サービス、申込内容控WEB、書類確認WEB、為替レート照会システムを、10月28日8時から緊急メンテナンスのため一時停止しています。復旧時期は未定で、10月30日にも同社の公式サイトで案内を確認しました。急ぎの手続きは、担当者かカスタマーセンターに連絡するよう案内しています。再開の情報は同社の公式サイトで知らせるとしています。
ソニー生命自身の保険の契約者に、漏えいがあったかどうかは、発表に書かれていません。ログイン用のパスワードの漏えいも書かれていませんが、同じパスワードを他のサービスで使い回している人は、再開後に変えておくと安心です(当サイトの勧め。パスワード漏えいの確認方法)。
メディケア生命のマイページ:新規登録が止まっている
メディケア生命は10月29日のお知らせで、マイページの新規利用登録を停止しているとしています。ソニー生命による募集契約以外は11月2日(月)の再開に向けて対応を進めており、ソニー生命による募集契約は安全対策が完了次第、利用できるよう対応するとしています。電子的控除証明書の発行は、同社のマイナ手続きポータルサイトで手続きできるとしています。
メディケア生命の保険に、ソニー生命の担当者・窓口を通じて入った
↓
はい(契約者・被保険者)
対象の可能性がある。順次連絡(ソニー生命)
いいえ(他の窓口で入った)
漏えいなし(メディケア生命)
ソニー生命の保険のみ
発表に記載なし。公式サイトで確認
何が起きたのか(ソニー生命・メディケア生命の発表より)
以下は、ソニー生命が2026年10月28日に公表した「当社システムに対する不正アクセスの発生および情報漏えいに関するお詫び」と、メディケア生命の同日の「保険代理店のシステムへの不正アクセスに伴うお客さま情報の漏えいについて」、および10月29日のお知らせにもとづきます。
2026年10月27日(火)
ソニー生命のシステムが第三者から不正にアクセスされたことが判明(ソニー生命)。いつから受けていたかは書かれていない10月28日(水)8時
ソニー生命が、お客さまWEBサービスなど6つのサービスを緊急メンテナンスのため一時停止10月28日
ソニー生命とメディケア生命が公表。ソニー生命は、対象システムへの外部からのアクセスを遮断し、関係するサービスを停止したとしている。金融庁には報告済み(報告日の記載なし)10月29日
メディケア生命が、マイページの新規利用登録の停止を案内(ソニー生命による募集契約以外は11月2日の再開に向けて対応中)
- 対象
- ソニー生命が保険代理店として取り扱った、メディケア生命の保険契約の契約者および被保険者の個人情報。メディケア生命は、ソニー生命による募集契約以外のお客さま情報の漏えいはないとしている
- 項目
- 氏名、生年月日、性別、住所、電話番号、証券番号、ご契約内容
- 件数
- 約38.5万件
- 含まれないもの
- マイナンバー、クレジットカード情報、保険料振替口座情報
- 対応(ソニー生命)
- ソニー生命は対象システムへの外部からのアクセスを遮断し、関係するサービスを停止。対象のお客さまには順次連絡。金融庁には報告済み(いずれもソニー生命の発表)
- 問い合わせ
- メディケア生命 0120-315-056(平日9:00〜18:00、土日9:00〜17:00、祝日・年末年始を除く)/ソニー生命 0120-833-344(9:00〜17:30、日曜日・GW・年末年始を除く)
分かっていること・分かっていないこと
2026年10月30日時点の状態です。続報が出たら、この表を書き換えます。
| 項目 | 発表の内容 | 状態 |
|---|---|---|
| 不正アクセスがあったこと | 10月27日に判明(ソニー生命) | 確定(同社) |
| 氏名・生年月日・性別・住所・電話番号・証券番号・契約内容 | メディケア生命の契約の契約者・被保険者。約38.5万件 | 漏えいを確認(同社) |
| マイナンバー | 含まれない | 含まれない(同社) |
| クレジットカード情報 | 含まれない | 含まれない(同社) |
| 保険料振替口座情報 | 含まれない | 含まれない(同社) |
| ソニー生命による募集契約以外のメディケア生命の契約 | 情報漏えいの事実はない(メディケア生命) | 含まれない(メディケア生命) |
| ソニー生命自身の保険の契約者の情報 | 記載なし | 記載なし |
| 保険金・給付金の請求や健康状態の情報 | 項目に挙がっていない | 記載なし |
| ログイン用のID・パスワード | 項目に挙がっていない | 記載なし |
| 原因・侵入の経路・受けた期間 | 「詳細は調査中」 | 調査中 |
| 不正使用 | 10月28日現在、事実は確認されていない | 確認されていない(同社) |
| 対象者への個別連絡 | 「順次ご連絡」。方法の記載なし | 記載なし |
| 件数の単位 | 「約38.5万件」。人数かどうかは記載なし | 記載なし |
| ソニー生命のサービスの復旧 | 未定 | 調査中 |
| 補償 | 記載なし | 記載なし |
読み方の注意:件数は人数とは限らず、「対象かどうか」は入り方で決まる
「約38.5万件」は件数で、人数ではありません。契約者と被保険者の両方の情報が含まれるとされ、件数と人数の関係は書かれていません。また、漏えいが確認されたと書かれている範囲は、メディケア生命の契約者・被保険者の情報だけです。ソニー生命の発表は、冒頭でお客さま情報が漏えいしたと述べていますが、ソニー生命自身の保険の契約者が含まれるかどうかは、発表からは分かりません。
漏れた項目の組み合わせで何が起きうるか
以下は、今回の項目の組み合わせから一般に起きうることで、本件で起きたと両社が公表しているものではありません。
- 氏名+生年月日+住所+電話番号:保険会社や代理店を名乗る電話・SMS・郵便で、本人確認を装う連絡が作れる
- 証券番号+契約内容:契約を言い当てられると、本物の連絡に見えやすい。「契約内容の確認」「更新・解約の手続き」「返金」などを装う連絡の材料になりうる
- 被保険者の情報:契約者ではない家族に連絡が届くことがある。家族にも、対象かもしれないことを伝えておく
どれも、届いた連絡のリンクや番号を使わず、自分で調べた公式の窓口で確かめれば防げるものが中心です。続報は両社の公式サイトで確かめてください。
運営者が見直すこと
原因は公表されていないため、ここでは公表された内容から言えることだけを挙げます。
- 他社の契約情報をどこまで持つか:今回の情報は、代理店が取り扱った他社の保険契約のものでした。他社分の契約情報を、自社の契約者向けシステムとの関係でどこまで保有するのか、アクセスできる範囲と保管期間を点検します(今回の構成は公表されていません)。
- 被害拡大の防止:ソニー生命は、判明の翌日の朝からサービスを一時停止しており、対象システムへの外部からのアクセスを遮断したとしています(遮断の時刻は書かれていません)。公表された経緯から言える点です。
- 問い合わせ窓口の案内:ソニー生命は、漏えいのお詫びとサービス停止の案内で、問い合わせ窓口の番号が異なります。窓口が複数ある場合は、どの用件でどの番号かを案内に明記しておくと、偽の窓口との区別に役立ちます。
出典(公開記録)
本記事の事実関係は、以下の公開情報にもとづきます。公表されていない原因・人数・侵入の経路は推測していません。
- ソニー生命保険株式会社「【重要】当社システムに対する不正アクセスの発生および情報漏えいに関するお詫び」(2026年10月28日) — sonylife.co.jp(PDF)
- ソニー生命保険株式会社「【重要】お客さまWEBサービス・ソニー生命 アプリ等の一時停止について」(2026年10月28日) — sonylife.co.jp(PDF)
- メディケア生命保険株式会社「保険代理店のシステムへの不正アクセスに伴うお客さま情報の漏えいについて」(2026年10月28日) — news.medicarelife.com(PDF)
- メディケア生命保険株式会社「保険代理店のシステムへの不正アクセスに伴う一部サービスのご利用停止について」(2026年10月29日) — news.medicarelife.com
更新履歴
2026-10-30:初版。ソニー生命とメディケア生命の10月28日の発表、メディケア生命の10月29日のお知らせ、ソニー生命の一時停止の案内にもとづく(10月30日に確認、10月28日の発表より新しい漏えいの発表は見当たらず)。原因・影響範囲・ソニー生命自身の契約者への影響が公表されたら更新します。
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