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DreamHostのインシデント(2026年10月):一部のメール・FTP・SFTPのパスワードを再設定、契約者が今日やること

DreamHostは2026年10月23日から、一部のメール・FTP・SFTP利用者のパスワードを予防のため再設定し、File Managerを停止しました。分かっていることと、契約者の手順。

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目次

対象:DreamHostでWebサイトやメールを運用している契約者と、DreamHostのアカウント上のメールやSFTPを使っている人。本記事はDreamHostの状況ページとヘルプ記事にもとづく解説で、攻撃の手順は扱いません。

続報待ち:この記事は公式発表に合わせて更新します

対象者

DreamHostでWebサイトやメールを運用している契約者と、DreamHostのアカウント上のメールやSFTPを使っている人。

影響が確認された範囲表で見る ↓
  • 一部のメール・FTP・SFTP利用者のパスワード再設定
  • File Managerの停止と復旧
  • ログインできない間のメールとファイル
さらに1件
  • 対象の契約者への通知
未確認事項
  • 原因
  • 対象の顧客数・アカウント数
  • メール・ファイル・パスワードへのアクセスの有無
さらに1件
  • メール転送の確認を求めている理由
今やること手順を見る ↓
  1. DreamHostの管理画面を自分で開く
  2. すべてのメールアドレスに新しいパスワードを設定する
  3. 心当たりのないメール転送を削除する
さらに3件
  1. すべてのFTP・SFTP利用者に新しいパスワードを設定する
  2. 利用者にはDreamHostのメール以外の手段で伝える
  3. 同じパスワードをほかで使っていたら変える
最終確認日時
2026年10月31日(日本時間)時点
発表の続報予定と確認の記録

DreamHostは10月27日に状況ページの投稿を「解決」とし、続報は状況ページに載せるとしています。10月31日の時点で、状況ページにもヘルプ記事にも、原因・件数・データへのアクセスについての記載はありません。

DreamHostの契約者が今日やること

1

DreamHostの管理画面を自分で開く

ブラウザにpanel.dreamhost.comを入力するか、自分のブックマークから開きます。DreamHostは、メールでパスワードを尋ねることはなく、通知でリンクからのログインを求めることもないとしています(フィッシングとは)。

まだなら、管理画面のログインに多要素認証を設定します。

2

すべてのメールアドレスに新しいパスワードを設定する

ヘルプ記事のとおり、管理画面の「Mail > Manage Email」で、アカウント上の各アドレスに新しいパスワードを設定します。アドレスごとに別の、強いパスワードにします。DreamHostによると、新しいパスワードが有効になるまで最大15分かかります。

3

心当たりのないメール転送を削除する

DreamHostは、同じManage Emailの画面で各アドレスの転送設定を見直し、心当たりのない転送や使っていない転送を削除するよう求めています。ふだん読まないアドレスも含め、全部のアドレスで確かめます。

4

すべてのFTP・SFTP利用者に新しいパスワードを設定する

「Websites > SFTP Users & Files」で、利用者ごとに新しいパスワードを設定します。そのうえで、パスワードを保存している場所をすべて直します。FTPクライアント、デプロイ用のスクリプト、CIのジョブ、バックアップツールなどです(DreamHostは、パスワードを保存しているクライアントも更新が必要としています)。

念のため(当サイトの提案)、Webサイトのフォルダで最近変わったファイルと、Webアプリの管理者アカウントに、自分で追加していないものがないかを見ます。

5

利用者にはDreamHostのメール以外の手段で伝える

報道によると、DreamHostは契約者への通知で、メールやFTPの利用者に直接連絡できないとしています。ヘルプ記事は、従業員・取引先・家族などの利用者に、電話、安全なメッセージなど、DreamHostのメール以外の手段で連絡するよう求めています。新しいパスワードを受け取るまで、利用者は受信箱を開けないためです。メールアプリやスマートフォンの設定も直すよう伝えます。

6

同じパスワードをほかで使っていたら変える

セキュリティ報道によると、DreamHostが契約者に送った通知は、古いDreamHostのパスワードをほかのサービスでも使っていたなら、そちらも変えるよう勧めています。パスワード管理ツールで確かめるか、パスワードが漏れていないか確かめる方法を使います。

メールやSFTPを使っているだけの人へ

自分では再設定できません。DreamHostは、メールやFTPの利用者は契約者に連絡し、契約者が新しいパスワードを設定するとしています。リンクからDreamHostのパスワードの再設定や確認を求めるメッセージは、疑ってかかってください。

何が起きたのか(DreamHostの状況ページより)

時刻はDreamHostの表記どおり米国太平洋時間(PDT)です。日本時間は16時間進みます。

  1. 10月23日 午後2時20分

    File Managerの接続の問題について調査を始める。
  2. 10月23日 午後5時20分

    複数のサービスに影響する事象を調査中。File Manager(files.dreamhost.com)は停止し、一部のWebメール利用者がログアウトされた。予防措置として、一部のメールアカウントのパスワードを再設定している。
  3. 10月23日 午後10時13分

    FTP・SFTPのアクセスとWebメールを含む一部のシステムに影響。一部のメール・FTP・SFTP利用者のパスワードを再設定中で、先に変更すると上書きされるため、同社のメールを待つよう求める。
  4. 10月24日 午前10時37分

    再設定が完了。契約者はメールを待たずに管理画面で新しいパスワードを設定できる。
  5. 10月25日

    対象の契約者全員に手順のメールを送信(午後9時32分の投稿)。ヘルプ記事「Password Resets Required」が10月25日付で出る。
  6. 10月26日 午後3時35分

    修正を適用し、File Managerが復旧。
  7. 10月27日 午後4時45分

    投稿を「解決」とする。一部のメール・FTP・SFTPアカウントでは、パスワードの再設定がまだ必要。
DreamHostが公表している内容
組織
DreamHost(Webホスティング・メールホスティング)
影響したサービス
File Manager(files.dreamhost.com)、Webメール、FTP・SFTPのアクセス
とった措置
一部のメール・FTP・SFTP利用者のパスワードを「予防措置」として失効。契約者が新しいパスワードを設定する
ログインできない間
メールアカウントは受信を続け、FTP・SFTPのデータはサーバーに残る(ヘルプ記事)
契約者への依頼
各メールアドレスの転送設定を見直し、心当たりのない転送を削除する
通知
対象の契約者に手順のメール(10月24〜25日)
状態
10月27日に解決。一部のアカウントでは再設定がまだ必要
原因・件数・データへのアクセス
記載なし

分かっていること・分かっていないこと

2026年10月31日時点。DreamHostが新しく公表したら、この表を更新します。

項目DreamHostの発表の内容状態
一部のメール・FTP・SFTP利用者のパスワード再設定予防措置として失効。契約者が新しく設定する確定(DreamHost)
File Managerの停止と復旧10月23日から停止、10月26日に復旧確定(DreamHost)
ログインできない間のメールとファイルメールは受信を続け、FTP・SFTPのデータはサーバーに残る確定(DreamHost)
対象の契約者への通知手順のメールを10月25日までに送信確定(DreamHost)
メール転送の見直し心当たりのない転送の削除を依頼。理由の説明はない記載なし
原因公表なし記載なし
対象の顧客数・アカウント数公表なし記載なし
メール・ファイル・パスワードへのアクセスの有無公表なし記載なし
10月23日
File Managerを停止(米国太平洋時間)
一部
パスワードを再設定されたメール・FTP・SFTP利用者
10月27日
投稿を「解決」に。再設定はまだ必要
記載なし
原因・対象数・データへのアクセス

このような強制の再設定が、メールにとって意味すること

DreamHostは、第三者がアカウントに入ったかどうかを書いていません。以下は一般論で、今回の事象についての説明ではありません。

メールの転送

管理画面:Mail > Manage Email

アプリやツールに保存したパスワード

メールアプリ、スマホ、FTPクライアント、CI

ほかで使い回したパスワード

変更し、多要素認証を有効に

パスワードを変えても残る設定と、確かめる場所
  • 転送は、パスワードを変えたあとも新しいメールを別のアドレスへ写し続けます。新しいパスワードと同じくらい、心当たりのない転送の削除が大事なのはこのためです。
  • メールボックスには、ほかのサービスのパスワード再設定のリンクが届きます。DreamHostのアドレスでほかのサービスにログインしているなら、そのアカウントもこのメールに頼っています。
  • 再設定が広く知られている時期には、「パスワードを再設定してください」という偽のメールが増えがちです。DreamHostが勧めるとおり、管理画面は自分で開くのが安全です。

共用サーバーでサイトを運用している人へ

事業者が代わりに認証情報を再設定したとき、手元に残る仕事は「その認証情報をどこで使っているか」を知っていることです。メールボックス、SFTP利用者、パスワードを保存しているツールの一覧を持っておけば、今回のような再設定は1日ではなく数分で済みます。事業者側の事案への備えの全体はレンタルサーバーの事業者が侵害されたときにやること、事業者が顧客のWeb領域への不正アクセスを認めた別の事例はConoHa WINGの不正アクセス(別件)を参照してください。

出典

2026年10月31日(日本時間)に確認。

  • DreamHost Status「Investigating an incident affecting File Manager and Webmail」(2026年10月23〜27日) — dreamhoststatus.com
  • DreamHost Knowledge Base「Current Status Notifications」(October 25, 2026: Password Resets Required、10月26日更新) — help.dreamhost.com
  • セキュリティ報道(2026年10月26日) — bleepingcomputer.com
  • セキュリティ報道(2026年10月27日) — securityweek.com

更新履歴

2026-10-31:初版。DreamHostの状況ページ(10月23〜27日)とヘルプ記事(10月25日)にもとづく。

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最新の速報

速報の一覧 →

よくある質問

QDreamHostで何が起きたのですか?
A

DreamHostの状況ページによると、2026年10月23日(米国太平洋時間)に複数のサービスに影響する事象の調査を始めました。File Managerを停止し、一部のWebメール利用者がログアウトされ、予防措置として一部のメール・FTP・SFTP利用者のパスワードを再設定しました。File Managerは10月26日に復旧し、10月27日に投稿は「解決」となりましたが、一部のアカウントではパスワードの再設定がまだ必要です。

Q自分は対象ですか?
A

DreamHostは、対象の契約者全員に手順のメールを送ったとしています(10月25日までに送信完了)。契約しているメールアドレスやSFTP利用者で、古いパスワードが通らなくなっていれば対象です。メールを待つ必要はなく、契約者はpanel.dreamhost.comで今すぐ新しいパスワードを設定できます。他人のDreamHostアカウントのメールやSFTPを使っているだけなら、その契約者に確認してください。

Qメールやファイル、パスワードは盗まれたのですか?
A

DreamHostは公表していません。再設定は「予防措置」とされ、メール・ファイル・パスワードへのアクセスがあったかは書かれていません。ヘルプ記事には、メールアカウントは引き続きメールを受信し、FTP・SFTPのデータはサーバーに残っているとあります。本記事では、アクセスの有無を「否定された」ではなく「記載なし」として扱います。

Q原因は何ですか?
A

DreamHostは、原因も対象の顧客数も公表していません。同社に問い合わせたセキュリティ報道は、掲載時点で回答がなかったと伝えています。本記事は推測を書きません。

QDreamHostのパスワード再設定を求めるメールが届きました。本物ですか?
A

メールのリンクは使わないでください。DreamHostは、メールでパスワードを尋ねることはなく、通知でリンクからのログインを求めることもないとしています。ブラウザにpanel.dreamhost.comを自分で入力し、そこで変更します。頼んでいない再設定メールは無視してよいと同社は書いています。

Qなぜメールの転送設定を確かめるよう言われているのですか?
A

ヘルプ記事は、各アドレスの転送設定を見直し、心当たりのない転送や使っていない転送を削除するよう求めていますが、理由は書いていません。一般に、転送は届いたメールをすべて別のアドレスへ写し、パスワードを変えても動き続けます。ほかに異常が見えなくても確かめる価値があります。