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サントリーグループの個人情報漏えい(従業員等 約9万名ほか):外部クラウドサービスへの不正アクセスで氏名・メールアドレス等が流出。応募者・顧客がやること

サントリーグループは2026年11月2日、外部クラウドサービスへの不正アクセスで個人情報の漏えいを確認と公表。従業員等約9万名、新卒応募者7,173名ほか。決済情報は含まれない。対象者がやること。

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対象:サントリーホールディングスの2026年新卒採用に応募した人、「マル・デ・シャイン」に登録していた人、井筒まい泉の宅配を注文した人、サントリーグループと取引のある企業の従業員。本記事はサントリーグループの公式発表にもとづく解説で、攻撃手順は扱いません。

続報待ち:この記事は公式発表に合わせて更新します

対象者

サントリーホールディングスの2026年新卒採用に応募した人、「マル・デ・シャイン」に登録していた人、井筒まい泉の宅配を注文した人、サントリーグループと取引のある企業の従業員。

影響が確認された範囲表で見る ↓
  • 外部クラウドサービスへの第三者による不正アクセス
  • ファイルのダウンロード
  • ①従業員等の氏名・メールアドレス(約90,000名)
さらに7件
  • ②マル・デ・シャイン登録者のメールアドレス(7,323名)
  • ③新卒応募者の氏名・メールアドレス・電話番号等(7,173名)
  • ④社用携帯電話2台の氏名・電話番号(1,097名)
  • ⑤モンテ物産の従業員とパートナー企業の従業員の氏名・メールアドレス・電話番号(324名)
  • ⑥井筒まい泉の宅配の氏名・お届け先の位置情報(96名)
  • ⑦取引先の従業員の氏名・役職(25名)
  • 個別連絡
未確認事項
  • 不正アクセスの原因と経路
  • ほかに漏えいした個人情報があるか(調査継続中)
  • 個別連絡の方法
さらに2件
  • 応募者の「等」に含まれる項目
  • 不正利用の有無
今やること手順を見る ↓
  1. サントリーやグループ会社を名乗るメール・SMS・電話のリンクを開かない
  2. 新卒採用に応募した人:選考・内定の連絡は、採用マイページか公式サイトで確かめる
  3. マル・デ・シャインの登録者と井筒まい泉の宅配の注文者:お詫び・プレゼント・配送の連絡に注意する
さらに2件
  1. 取引先の従業員:請求や振込先の変更は、前から知っている連絡先で確かめる
  2. 問い合わせは、発表ページに載っている窓口へ
最終確認日時
2026年11月7日時点
発表の続報予定と確認の記録

同社は、本件について調査を続けており、新たに公表すべき事実が判明した場合には速やかに知らせるとしています。11月7日に同社の公式サイトを確認しましたが、11月2日の発表に続く第2報は出ていません。

対象の人が今日やること

新卒採用の応募者 7,173名:氏名・メールアドレス・電話番号等

選考・内定・面接日程を装う連絡に注意。採用マイページで確かめる

マル・デ・シャイン 7,323名:メールアドレス / 井筒まい泉の宅配 96名:氏名・お届け先の位置情報

キャンペーン・配送・お詫びを装うメールに注意

従業員・取引先の従業員 約90,000名ほか:氏名・メールアドレス・電話番号・役職

請求・振込先変更を装う取引の連絡に注意

含まれない:クレジットカード等の決済情報

この件でカードの再発行を求める内容は、同社の発表にない

区分ごとの漏えいした項目と、気をつける連絡(サントリーグループの発表より)
1

サントリーやグループ会社を名乗るメール・SMS・電話のリンクを開かない

漏えいした項目は、区分によって氏名、メールアドレス、電話番号の組み合わせです。宛名とメールアドレスが正しいメールは、本物らしく見えます。サントリーやグループ会社(モンテ物産、井筒まい泉、サントリービバレッジソリューションなど)を名乗る連絡で、リンクを開かせる・情報を入力させるものは、まず疑ってください。確かめるときは、届いた連絡ではなく、自分で開いた公式サイトを使います(見分け方は フィッシングとは)。

2

新卒採用に応募した人:選考・内定の連絡は、採用マイページか公式サイトで確かめる

対象は、サントリーホールディングスの2026年新卒採用ビジネス部門オープン選考(早期・通常)の応募者です。漏えいした項目は「応募者マイページ登録情報等(氏名・メールアドレス・電話番号等)」とされています。

選考の結果、内定、面接日程の変更、追加書類の提出を知らせる連絡が届いたら、リンクから進まず、自分で開いた採用マイページか公式サイトで確かめてください。口座番号、本人確認書類の画像、手数料の支払いを求められたら、その時点で手を止めて、発表ページの窓口に問い合わせます。似た型の事案(求人サイトの応募者情報)は MyBRANDSの不正アクセス にまとめています。

3

マル・デ・シャインの登録者と井筒まい泉の宅配の注文者:お詫び・プレゼント・配送の連絡に注意する

マル・デ・シャインは、2023年末時点の登録者のメールアドレス(7,323名)が対象です。井筒まい泉は、宅配を注文した客と配送した従業員の氏名・お届け先の位置情報(96名)が対象です。

「お詫びのクーポン」「プレゼントの当選」「配達先の確認」といった連絡でも、リンクを開いて住所やカード番号を入れないでください。同社は決済情報は含まれないとしており、この件でカード番号を確かめる必要は、同社の発表からは出てきません。

4

取引先の従業員:請求や振込先の変更は、前から知っている連絡先で確かめる

漏えいした区分には、パートナー企業等の従業員の氏名・メールアドレス、社用携帯電話2台に登録されていた取引先の従業員等の氏名・電話番号、サントリーの取引先の従業員の氏名・役職が含まれます。一般に、名前と役職とメールアドレスがそろうと、担当者を装った請求書や振込先の変更依頼(ビジネスメール詐欺)が作りやすくなります。

振込先の変更や急ぎの支払いの依頼は、メールに書かれた番号ではなく、前から使っている担当者の電話番号で確かめてください。

5

問い合わせは、発表ページに載っている窓口へ

同社は本件の窓口として、お問い合わせフォーム(24時間受付)とフリーダイヤル 0120-050-310(オペレーター対応、受付 9:30〜17:00、土・日・祝日と年末年始を除く)を案内しています。番号とフォームは、届いた連絡に書かれたものではなく、同社の公式サイトの発表ページで確かめてください。

何が起きたのか(サントリーグループの発表より)

サントリーグループは、2026年11月2日に「外部クラウドサービスへの不正アクセスによる個人情報漏えいに関するお詫び」を公式サイトに掲載しました。以下は、すべてこの発表にもとづきます。同社の発表は、利用していたサービスを「外部クラウドサービス」とだけ書いており、本記事もそれに合わせます。

同社の説明によれば、グループが利用する外部クラウドサービスで第三者による不正アクセスを確認し、調査の結果、第三者によりファイルがダウンロードされ、その一部に個人情報が含まれていたことが判明しました。不正アクセスは遮断済みで、被害の拡大を防ぐ対策を講じているとしています。

  1. 2026年10月28日

    外部クラウドサービスで異常を検知。不正アクセスを遮断し、調査を開始。漏えいしたファイル名を特定。
  2. 10月29日

    漏えいしたファイルの一部に個人情報が含まれることを確認。
  3. 11月1日まで

    7区分の個人情報について、第三者への漏えいを確認(発表の見出しは「11月1日(日)までに第三者への漏えいを確認した個人情報」)。
  4. 11月2日

    個人情報保護委員会へ報告(速報)。対象の方への個別連絡を開始。発表を公表。
  5. 11月7日時点

    同社の公式サイトに、11月2日の発表に続く第2報は確認できない。
約90,000名
グループ従業員とパートナー企業等の従業員(氏名・メールアドレス)。7区分で最大
7,173名
2026年新卒採用ビジネス部門オープン選考の応募者(氏名・メールアドレス・電話番号等)
含まれない
クレジットカード等の決済情報(同社)
同社が公表した内容(サントリーグループの発表より)
発生場所
サントリーグループが利用する外部クラウドサービス
起きたこと
第三者による不正アクセス。第三者によりファイルがダウンロードされ、その一部に個人情報が含まれていた
①従業員等
サントリーグループ従業員と、パートナー企業等の従業員:氏名・メールアドレス 約90,000名
②マル・デ・シャイン
企業活動体験プログラムに2023年末時点で登録されていた客:メールアドレス 7,323名
③新卒応募者
サントリーホールディングス 2026年新卒採用 ビジネス部門オープン選考(早期・通常)の応募者:応募者マイページ登録情報等(氏名・メールアドレス・電話番号等)7,173名
④社用携帯電話
サントリービバレッジソリューションの社用携帯電話(2台)に登録されていた、グループと取引先の従業員等:氏名・電話番号 1,097名
⑤モンテ物産
従業員とパートナー企業の従業員:氏名・メールアドレス・電話番号 324名
⑥井筒まい泉
宅配を注文した客と配送した従業員:氏名・お届け先の位置情報 96名
⑦取引先
サントリーの取引先の従業員:氏名・役職 25名
含まれないもの
クレジットカード等の決済情報
不正利用
発表時点で、不正に利用された事実は確認していない
とった対応
不正アクセスの遮断、被害拡大の防止策、個人情報保護委員会への報告(速報)、対象者への個別連絡の開始。調査は継続中

分かっていること・分かっていないこと

2026年11月7日時点の状態です。続報が出たら、この表の状態欄を書き換えます。

項目発表の内容状態
外部クラウドサービスへの第三者による不正アクセス確認し、遮断した確定(同社)
ファイルのダウンロード第三者によりファイルがダウンロードされ、その一部に個人情報が含まれていた確定(同社)
①従業員等の氏名・メールアドレス(約90,000名)11月1日までに漏えいを確認した個人情報に記載漏えいを確認(同社)
②マル・デ・シャイン登録者のメールアドレス(7,323名)同上。2023年末時点の登録者漏えいを確認(同社)
③新卒応募者の氏名・メールアドレス・電話番号等(7,173名)同上。「応募者マイページ登録情報等」漏えいを確認(同社)
④社用携帯電話2台の氏名・電話番号(1,097名)同上漏えいを確認(同社)
⑤モンテ物産の従業員とパートナー企業の従業員の氏名・メールアドレス・電話番号(324名)同上漏えいを確認(同社)
⑥井筒まい泉の宅配の氏名・お届け先の位置情報(96名)同上漏えいを確認(同社)
⑦取引先の従業員の氏名・役職(25名)同上漏えいを確認(同社)
7区分の合計人数発表に合計の記載はない記載なし
クレジットカード等の決済情報上記の個人情報に含まれていない含まれない(同社)
パスワード項目の一覧に記載がない。③は「等」付き記載なし
不正利用発表時点で事実を確認していない確認されていない(同社)
ほかに漏えいした個人情報があるか調査を継続中調査中
不正アクセスの経路・原因発表に記載がない記載なし
個別連絡11月2日に開始。方法の記載はない確定(同社。方法は記載なし)

読み方の注意:7区分の人数は足し合わせない

発表は区分ごとに人数を示しており、合計は書いていません。同じ人が複数の区分に入っている可能性(例:社用携帯電話に登録されていた従業員と、①の従業員)も発表からは判断できないため、当サイトは合算していません。見出しには最大の区分(①約90,000名)を使っています。

漏れた項目の組み合わせで起きうること

一般に、次の組み合わせがそろうと、次のような悪用が起きえます。今回それが起きたという意味ではありません。同社は、発表時点で不正に利用された事実は確認していないとしています。

  • 氏名+メールアドレス:宛名の正しいフィッシングメール。社名と名前が合っているので、開いてしまいやすい
  • 氏名+メールアドレス+電話番号(応募者):選考・内定を装い、口座情報や本人確認書類の画像、手数料を求める偽の連絡
  • 氏名+役職+メールアドレス(取引先):担当者や上司を装った請求書・振込先変更の依頼
  • 氏名+お届け先の位置情報(宅配):配送の確認を装った連絡。届け先を知っているように見えるため、疑いにくい
  • メールアドレスだけ(マル・デ・シャイン):キャンペーンやお詫びを装った、不特定向けのフィッシング
  • 決済情報:同社は含まれないとしているため、ここからの直接の悪用は、発表の範囲では想定されていない

クラウドにファイルを置いている組織へ:公表された経緯から確認できること

原因は公表されていません。本節は同社の対応を評価するものではなく、発表に書かれた事実から、運営者が自分の組織で確かめられることに絞ります。

1

クラウドに置いたファイルのうち、どれに個人情報が入っているかを一覧にしておく

発表によれば、同社は異常を検知した10月28日に漏えいしたファイル名を特定し、翌29日にその一部に個人情報が含まれることを確認しています。ファイル名が分かっても、中身に誰の情報が入っているかを確かめるには時間がかかります。自分の組織でも、共有のクラウドに置いているファイルのうち、名簿・応募者一覧・連絡先の書き出しなど個人情報を含むものを、場所と担当者つきで一覧にしておいてください(セキュリティの棚卸しチェックリスト)。

2

古い時点の書き出しや端末のバックアップが残っていないか確かめる

漏えいした区分には、2023年末時点の登録者情報や、社用携帯電話2台に登録されていた連絡先が含まれます。これがクラウド上でどのような形で保管されていたかは、発表に書かれていません。一般に、ある時点で書き出した名簿や端末の連絡先のバックアップは、元のシステムで削除しても残りやすいものです。自分の組織のクラウドで、使い終わった書き出しファイルが残っていないかを確かめ、要らないものは消してください。

3

従業員・取引先の名簿が漏れたときの連絡の型を決めておく

今回、最も多い区分は従業員とパートナー企業等の従業員(約90,000名)でした。名簿が漏れると、取引先にも偽の請求が届く可能性があります。取引先に「当社を名乗る振込先の変更依頼は、電話で確かめてほしい」と知らせる文面と、送る相手の一覧を前もって用意しておくと、公表と同じ日に注意を出せます(自分のドメインを名乗るなりすましメールの止め方)。

出典(公開記録)

本記事の事実関係は以下の公開情報にもとづきます。公表されていない原因、侵入の経路、利用していたサービスの名前は推測していません。

  • サントリーグループ「外部クラウドサービスへの不正アクセスによる個人情報漏えいに関するお詫び」(2026年11月2日) — suntory.co.jp
  • サントリーホールディングス 公式サイトのトップページ(お知らせ欄。2026年11月7日に確認) — suntory.co.jp

更新履歴

2026-11-07:初版。同社の11月2日の発表と、11月7日に確認した公式サイトにもとづく。11月2日より新しい続報は確認できなかった。原因と経路、ほかに漏えいした情報の有無、個別連絡の方法が公表され次第更新します。

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よくある質問

Qサントリーグループの不正アクセスで何が漏れたのですか?
A

同社の2026年11月2日の発表によれば、11月1日までに第三者への漏えいを確認した個人情報は7区分です。グループ従業員とパートナー企業等の従業員の氏名・メールアドレス(約90,000名)、「マル・デ・シャイン」の2023年末時点の登録者のメールアドレス(7,323名)、2026年新卒採用ビジネス部門オープン選考の応募者のマイページ登録情報等(氏名・メールアドレス・電話番号等、7,173名)、社用携帯電話2台に登録されていた氏名・電話番号(1,097名)、モンテ物産の従業員とパートナー企業の従業員の氏名・メールアドレス・電話番号(324名)、井筒まい泉の宅配の注文者と配送した従業員の氏名・お届け先の位置情報(96名)、サントリーの取引先の従業員の氏名・役職(25名)です。

Q自分は対象ですか?
A

同社は対象の方への個別連絡を11月2日に始めたとしています。区分に当てはまる人(サントリーホールディングスの2026年新卒採用ビジネス部門オープン選考に応募した人、2023年末時点でマル・デ・シャインに登録していた人、井筒まい泉の宅配を注文した人など)は、連絡が来る可能性があります。ただし連絡の方法は発表に書かれていません。届いた連絡のリンクからは確かめず、発表ページに載っている窓口に問い合わせてください。

Qパスワードやクレジットカードは大丈夫ですか?
A

同社は、漏えいした個人情報にクレジットカード等の決済情報は含まれていないとしています。パスワードは、漏えいした項目の一覧に書かれていません。ただし応募者の区分は「マイページ登録情報等」「電話番号等」と「等」付きで、すべての項目は示されていません。当サイトの見方では、マイページと同じパスワードを他のサービスで使っている場合は、念のため他のサービス側を変えておくと安心です。

Q原因は何ですか?
A

同社の発表は、グループが利用する外部クラウドサービスで第三者による不正アクセスを確認し、第三者によりファイルがダウンロードされた、とだけ書いています。侵入の経路や、どの設定・アカウントが使われたかは記載がありません。同社は調査を続けており、新たに公表すべき事実が判明した場合は速やかに知らせるとしています。

Qサントリーを名乗る連絡が来たらどうすればいいですか?
A

本文のリンクを開かず、返信もしないでください。氏名やメールアドレスが正しく書かれていても、本物の証拠にはなりません。選考・内定・面接日程の連絡なら、自分で開いた採用マイページや公式サイトで確かめます。本件の問い合わせは、発表ページにあるお問い合わせフォーム(24時間受付)か、フリーダイヤル 0120-050-310(9:30〜17:00、土日祝と年末年始を除く)です。

Q新卒採用に応募した学生は、ほかに何に気をつければいいですか?
A

一般に、氏名・メールアドレス・電話番号がそろうと、選考や内定を装って、追加の書類、口座情報、本人確認書類の画像、手数料の支払いを求める偽の連絡が作れます。今回それが起きたとは発表されておらず、同社は不正利用の事実は確認していないとしています。選考の連絡の真偽は、届いた連絡に書かれた番号やリンクではなく、自分で開いた採用マイページか公式サイトで確かめてください。