対策・学習18分で読める

NTTドコモ「ドコモオンラインショップ」「My docomo」への不正アクセス(最大約30万件):本人確認書類の番号などが流出、契約者がやること

NTTドコモは、ドコモオンラインショップとMy docomoへの不正アクセスで最大約30万件が流出したと公表。本人確認書類の番号を含み、一部のお客さまは口座情報も含みます。

本文を読む
公開日
更新日
最終確認
目次

対象:ドコモオンラインショップやMy docomoを使っているNTTドコモの契約者と、ドコモの法人契約を管理している担当者。本記事は同社の公式発表にもとづく解説で、攻撃の手順は扱いません。

続報待ち:この記事は公式発表に合わせて更新します

対象者

ドコモオンラインショップやMy docomoを使っているNTTドコモの契約者と、ドコモの法人契約を管理している担当者。

影響が確認された範囲表で見る ↓
  • 不正アクセスの確認と手続きの停止
  • 氏名・生年月日・年齢
  • 住所・連絡先電話番号・メールアドレス
さらに9件
  • 本人確認書類の番号
  • 携帯電話番号・契約開始年月日
  • 料金プラン・オプション・割引等の契約内容
  • 法定代理人・手続代理人の氏名、連絡先
  • 勤務先・法人の名称、所在地等
  • 金融機関名・支店名・口座番号・口座名義
  • 子育て応援プログラムに関する情報
  • 対象件数
  • 原因
未確認事項
  • 原因(侵入の経路)
  • 流出した範囲・件数の確定
  • 緊急メンテナンスの復旧時期
さらに2件
  • 個別の通知の方法・時期
  • 本人確認書類の種類
今やること手順を見る ↓
  1. 自分が対象かを確かめる
  2. ドコモや関係者を名乗る連絡に応じない
  3. 本人確認書類の番号が漏れた人は、不正な契約に備える
さらに3件
  1. 口座情報が漏れた人は、明細を確認する
  2. 法人契約や家族の契約は、担当者・家族に伝える
  3. お金を払った・情報を入力したときは、すぐ相談する
最終確認日時
2026年11月7日時点
発表の続報予定と確認の記録

同社は11月6日の第三報で、新たな情報流出は確認されていないとしたうえで、不正アクセスの原因および侵入経路、流出したお客さま情報の範囲・件数などについて、引き続き詳細な調査を進めているとしています。緊急メンテナンスの復旧見込みは「未定」です。2026年11月7日に公式のお知らせを確認した範囲では、第四報は見当たりませんでした。

ドコモの契約者が今日やること

1

自分が対象かを確かめる

同社は11月5日の第二報で、流出したお客さま情報の詳細が判明しだい、対象のお客さまに速やかに知らせるとしています。第三報の時点では、個別の通知の方法や時期は書かれていません。

まず、ドコモの公式サイトのお知らせで最新の状況を確認してください。第三報には、問い合わせ先として特設ダイヤル(0120-451-360、受付時間は午前9時〜午後8時)が載っています。メールやSMSに書かれた番号やリンクではなく、公式サイトに載っている窓口を使うのが安全です。

2

ドコモや関係者を名乗る連絡に応じない

同社は、流出した情報を悪用して、ドコモや関係者などを装った不審なメール・SMS・電話が届く可能性があるとしています。本文に書かれたURLにアクセスしない、添付ファイルを開かない、個人情報・パスワード・クレジットカード情報などを入力・回答しないよう呼びかけています。

今回は、氏名・住所・連絡先・契約内容・本人確認書類の番号が流出したとされているため、相手がこれらを正確に言えても、本物の証拠になりません。「手続きのため」「アカウント確認のため」といった名目で暗証番号やパスワード、認証コードを聞かれたら、答えずに切ってください。見分け方は フィッシングとは にまとめています。

3

本人確認書類の番号が漏れた人は、不正な契約に備える

本人確認書類の番号は、すべてのお客さまの流出情報に含まれています。発表には、どの書類(運転免許証など)の番号かは書かれていません。書類の画像が流出したとも書かれていません。

氏名・住所・生年月日に書類の番号が加わると、一般に、本人になりすました申し込みに使われるおそれがあります。備えとして、信用情報機関(CIC・JICC・全国銀行個人信用情報センター)への本人申告を検討し、自分の信用情報を開示して身に覚えのない契約がないか確かめてください。費用や手順は 運転免許証の情報が漏れたら:悪用を防ぐためにやること にまとめています。

4

口座情報が漏れた人は、明細を確認する

同社は、一部のお客さまについて、金融機関名・支店名・口座番号・口座名義が流出したとしています。口座番号と名義は、振込を受けるために相手に伝える情報でもあり、一般に、それだけでは口座からお金を引き出せません(当サイトの見解)。引き出しや送金には、キャッシュカードと暗証番号、インターネットバンキングのログイン情報や認証コードなどが必要です。

注意したいのは、口座情報を知っていることを材料に、銀行・ドコモ・警察などを名乗って連絡してくる場合です。全国銀行協会は、同協会がお客さまの暗証番号やパスワードを尋ねることはないとしています。通帳やアプリで身に覚えのない入出金がないかを確認し、見つけたらすぐに取引のある銀行へ連絡してください。口座番号の漏えいだけで口座を作り直す必要があるとする公式の案内は、見当たりません。

5

法人契約や家族の契約は、担当者・家族に伝える

同社は、一部のお客さまについて、勤務先・法人の名称と所在地、法定代理人・手続代理人の氏名と連絡先も流出したとしています。法人で契約している場合は、契約の窓口になっている担当者と、社内の利用者に、ドコモを名乗る不審な連絡への注意を伝えてください。

未成年や高齢の家族の契約を手続きしている場合は、その本人にもこの記事の内容を伝えてください。

6

お金を払った・情報を入力したときは、すぐ相談する

不審な連絡に応じてお金を送った、口座やカードの情報を入力した、という場合は、まず取引のある銀行やカード会社に連絡してください。

あわせて、警察相談専用電話(#9110)や消費者ホットライン(188)にも相談できます。偽のメールにパスワードを入力してしまった場合は、すぐに変更し、同じパスワードを他のサービスで使っていればそちらも変えます(パスワードマネージャーの選び方)。

何が起きたのか(ドコモの発表より)

NTTドコモは2026年11月5日と6日に、公式サイトの「ドコモからのお知らせ」を掲載しました。以下はすべて同社の発表内容です。

  1. 11月4日(水)

    ドコモオンラインショップとMy docomoに対する、外部からの不正なアクセスを確認した。
  2. 11月5日(木)午前1時5分頃

    両サービスにおける各種手続きを停止し、緊急メンテナンスを実施。一切のアクセスを遮断している。
  3. 11月5日 午前(9時00分時点)

    最初のお知らせを掲載。原因は調査中で、当社サーバーに外部から不正なアクセスが行われた可能性が高いと判断した。お急ぎの手続きは、店頭でできる場合があるとした。
  4. 11月5日 午後6時30分時点(第二報)

    調査の結果、緊急メンテナンス以前の不正アクセスにより、一部のお客さま情報が流出したことを確認。対象は最大約30万件。新たな情報流出は確認されていない。
  5. 11月6日 午後6時00分時点(第三報)

    流出したお客さま情報の項目と原因を更新。原因は外部からの不正アクセス。問い合わせ先に特設ダイヤルを追加した。
最大約30万件
流出したお客さま情報の対象件数(同社。単位は件)
本人確認書類の番号
すべてのお客さまの流出情報に含まれる項目
調査中
侵入経路・流出した範囲
未定
緊急メンテナンスの復旧見込み
流出したお客さま情報(11月6日の第三報から)
すべてのお客さま
氏名・生年月日・年齢等/住所、連絡先電話番号、メールアドレス等の連絡先等/本人確認書類の番号/携帯電話番号、契約開始年月日等の契約情報/料金プラン、オプション、割引等のご契約内容
一部のお客さま
法定代理人・手続代理人の氏名、連絡先/勤務先・法人の名称、所在地等/金融機関名、支店名、口座番号、口座名義等/子育て応援プログラムに関する情報
対象件数
最大約30万件
原因
外部からの不正アクセス(侵入経路は調査中)
現在の状況
緊急メンテナンスを継続中。新たな情報流出は確認されていない。復旧見込みは未定
問い合わせ
特設ダイヤル 0120-451-360(受付時間:午前9時〜午後8時)。第二報までは、ドコモ インフォメーションセンター(ドコモの携帯電話から151、一般電話などから0120-800-000)が案内されていた

分かっていること・分かっていないこと

2026年11月7日時点の同社の発表(11月6日の第三報まで)をもとに整理しました。続報が出たら、状態の欄を書き換えます。

項目発表の内容状態
不正アクセスの確認と手続きの停止11月4日に確認。11月5日午前1時5分頃から各種手続きを停止確定(同社)
氏名・生年月日・年齢同社の区分「すべてのお客さま」に含まれる漏えいを確認(同社)
住所・連絡先電話番号・メールアドレス同社の区分「すべてのお客さま」に含まれる漏えいを確認(同社)
本人確認書類の番号同社の区分「すべてのお客さま」に含まれる。書類の種類は書かれていない漏えいを確認(同社)
携帯電話番号・契約開始年月日同社の区分「すべてのお客さま」に含まれる漏えいを確認(同社)
料金プラン・オプション・割引等の契約内容同社の区分「すべてのお客さま」に含まれる漏えいを確認(同社)
法定代理人・手続代理人の氏名、連絡先同社の区分「一部のお客さま」に含まれる漏えいを確認(同社)
勤務先・法人の名称、所在地等同社の区分「一部のお客さま」に含まれる漏えいを確認(同社)
金融機関名・支店名・口座番号・口座名義同社の区分「一部のお客さま」に含まれる漏えいを確認(同社)
子育て応援プログラムに関する情報同社の区分「一部のお客さま」に含まれる漏えいを確認(同社)
クレジットカード情報第三報の一覧に載っていない記載なし
パスワード・暗証番号第三報の一覧に載っていない記載なし
本人確認書類の画像第三報の一覧に載っていない記載なし
対象件数最大約30万件(単位は「件」。人数や回線数との関係は書かれていない)確定(同社。上限の数字)
流出した範囲・件数の詳細調査を進めている調査中
原因外部からの不正アクセス確定(同社)
侵入の経路調査を進めている調査中
新たな情報流出確認されていない確認されていない(同社)
悪用の被害書かれていない。流出情報を悪用した不審な連絡が届く可能性があるとしている記載なし
緊急メンテナンスの復旧未定調査中
個別の通知第二報は、詳細が判明しだい対象のお客さまに速やかに知らせるとしている調査中

報道が伝える数字と、公式の発表との違い

CNET Japan(Yahoo!ニュース配信)は、11月6日の会見で、流出は最大29万4,839回線分と説明されたと報じています。この数字は同社の公式のお知らせには書かれておらず、本記事では確認できていないため、表には入れていません。公式の「最大約30万件」とどう対応するかも、公式には示されていません。

本人確認書類の番号と契約情報で何が起きうるか

契約情報が流出したときに心配なのは、パスワードが漏れたかどうかよりも、本物らしく見せた連絡となりすましです。同じ組み合わせの情報が漏れたときに一般に起こり得ることを整理します。ここに挙げたのは一般的な話で、この件で実際に起きたという意味ではありません。

氏名+住所+携帯電話番号+契約内容

↓

契約内容を言い当てる、本物らしい電話・SMS・メール

→ リンクを開かず、暗証番号・パスワードを答えない

氏名+住所+生年月日+本人確認書類の番号

↓

本人らしく見せた申し込みや問い合わせ(不正な契約など)

→ 信用情報機関への本人申告と開示

氏名+口座番号・名義(一部のお客さま)

↓

「口座の確認」「返金」を名目にした連絡

→ 明細を確認し、暗証番号・認証コードを答えない

流出した項目の組み合わせと、それに対応する行動

漏れた情報で起こり得ること

  • 契約内容や住所を言い当てて、本物らしく見せた電話・SMS・メール
  • 「手続き」「確認」を名目に、暗証番号やパスワードを聞き出す連絡
  • 氏名・住所・生年月日・書類の番号を使った、なりすましの申し込み

漏れた情報だけではできないこと

  • 口座番号と名義だけで、口座からお金を引き出すこと
  • 書類の画像を使った本人確認(画像の流出は発表に書かれていない)
  • 発表にないパスワードやカード情報を使った不正利用(流出は記載なし)

内容が合っていることは、本物の証拠になりません。同社は、不審なメール・SMS・電話が届く可能性があるとして、URLを開かず、情報を入力・回答しないよう呼びかけています。

出典(公開記録)

本記事の事実関係は、以下の公開情報にもとづきます。公表されていない原因の詳細や件数の内訳は推測していません。

  • NTTドコモ「【お詫び】ドコモオンラインショップ、My docomoの緊急メンテナンス実施について/当社サーバーへの不正アクセスによるお客さま情報流出に関するお知らせ(第三報:11月6日 午後6時00分時点)」(2026年11月6日) — docomo.ne.jp
  • NTTドコモ「同(第二報:11月5日 午後6時30分時点)」(2026年11月5日) — docomo.ne.jp
  • NTTドコモ「【お詫び】ドコモオンラインショップ、My docomoの緊急メンテナンス実施について(11月5日午前9時00分時点)」(2026年11月5日) — docomo.ne.jp
  • NTTドコモ「ドコモからのお知らせ」一覧 — docomo.ne.jp
  • 全国銀行協会「全国銀行協会の偽サイトにご注意!」 — zenginkyo.or.jp
  • CNET Japan「ドコモ、不正アクセス被害者へお見舞金 流出は29万回線、本人確認書類の番号も(更新)」(Yahoo!ニュース配信。2026年11月6日の会見を伝える報道。公式のお知らせには書かれていない数字を含むため、本文では未確認として扱った) — news.yahoo.co.jp

更新履歴

2026-11-07:初版。NTTドコモの11月6日の第三報(流出した項目と原因の更新を含む)にもとづく。同日に公式のお知らせを確認し、第四報は見当たらなかった。

次に読む

最新の速報

速報の一覧 →

よくある質問

Qドコモの不正アクセスで何が流出したのですか?
A

NTTドコモの2026年11月6日の第三報によれば、流出が確認された情報は、すべてのお客さまについて、氏名・生年月日・年齢、住所・連絡先電話番号・メールアドレス等の連絡先、本人確認書類の番号、携帯電話番号・契約開始年月日等の契約情報、料金プラン・オプション・割引等の契約内容です。一部のお客さまについては、法定代理人・手続代理人の氏名と連絡先、勤務先・法人の名称と所在地等、金融機関名・支店名・口座番号・口座名義等、子育て応援プログラムに関する情報も含まれます。対象件数は最大約30万件です。

Q自分が対象かどうかはどう確かめればいいですか?
A

同社の第二報は、流出したお客さま情報の詳細が判明しだい、対象のお客さまに速やかに知らせるとしています。第三報の時点では、個別の通知の方法や時期は書かれていません。同社の公式サイトのお知らせで最新の状況を確認し、心配なときは、第三報に載っている特設ダイヤル(0120-451-360、受付時間は午前9時〜午後8時)に問い合わせてください。My docomoとドコモオンラインショップは、緊急メンテナンス中のため手続きに使えません。

Qパスワードやクレジットカード情報も流出しましたか?
A

同社の第三報の一覧に、パスワード・暗証番号・クレジットカード情報は載っていません。ただし「載っていない」ことは「流出していない」と同社が明言したという意味ではありません。同社は、流出した情報の範囲・件数などは調査中としています。当サイトの見解では、この件だけを理由にパスワードの変更を急ぐ必要はありませんが、ドコモを名乗る連絡に、パスワードやカード情報を入力・回答してはいけません。

Q原因は分かっていますか?
A

第三報は、原因を「外部からの不正アクセス」としています。侵入の経路、流出した範囲、件数の詳細は調査中で、緊急メンテナンスの復旧見込みは未定です。それ以上の原因は公表されていません。

Qドコモや関係者を名乗る電話・メール・SMSが来たらどうすればいいですか?
A

同社は、流出した情報を悪用した、ドコモや関係者などを装った不審なメール・SMS・電話が届く可能性があるとして、本文に書かれたURLにアクセスしない、添付ファイルを開かない、個人情報・パスワード・クレジットカード情報などを入力・回答しない、よう呼びかけています。氏名や住所、契約内容を言い当てられても、本物の証拠にはなりません。切ったうえで、公式サイトに載っている窓口にかけ直してください。

Q本人確認書類の番号が流出したら、何が起きるおそれがありますか?
A

同社は、流出の悪用の事例を公表していません。一般に、氏名・住所・生年月日に本人確認書類の番号が加わると、本人になりすました申し込みや問い合わせに使われるおそれがあります。備えとして、信用情報機関(CIC・JICC・全国銀行個人信用情報センター)への本人申告や、身に覚えのない契約・請求の確認ができます。